むしろ懐かしい駐禁取締り (取締:令和115)

(初出:20/04/12)

 違法駐車車両を探して、あてもなく銀座をさ迷う駐車監視員の姿が見られるのも、今のうちだけ?・・・
 駐車監視員制度が導入される以前、駐禁取締まりの最終手段はレッカー移動でしたが、日本初のレッカー移動が実施されたのは、wikipediaによればつぎの通り。
『駐車違反によるレッカー移動第一号は、1960年(昭和35年)12月26日に東京都中央区築地の交差点で摘発された「4 に 5081」という登録番号を持つライトバンである。なお、警察側も不慣れなことから移動には30分もかかった。』
出典:wikipedia 「駐車」(https://ja.wikipedia.org/wiki/駐車)
 東京都中央区といえば、駐車監視員制度導入後、日本初の”財産の差し押さえ”の対象となった駐禁取締まりがあったのも、同区。
 繁華街の代名詞”銀座”を抱えるだけに、駐禁に関してもなにかと話題になる地域です。
 その様子は以前触れたことがありますが(参考記事:銀座の夜は・・・)、同区は本年(2020年)開催予定だった東京五輪における、駐禁取り締まりを強化する「五輪シフト」の対象地区でもあります。
 レッカー移動の昔から、令和の五輪シフトの現在まで。
 長年、駐禁問題に悩まされてきた東京都中央区ですが、2020年4月11日、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が出されて初めての週末は、惨憺たる有様となりました。
 劇場や映画館、デパ地下以外の百貨店は営業自粛し、人影はまばら、交通量も少ない。
 正直、これだけ人も車も少なければ、道路のどこに車を停めても、交通の邪魔にならないのではと思うほどです。
 もちろん、新型コロナウイルスによる影響は一時的なものだろうし、日本一の繁華街の名にふさわしい人混みも駐車量もいずれ戻ってくることを期待します。
 なお、同区を担当する築地警察署の「駐車監視員活動ガイドライン」によれば、駐禁取締りの最重点路線である晴海通りなどを見回る重点時間帯は、”7-翌3”。
 今だったら、廃墟をうろつくゾンビのように、がらんとした夜の銀座を、駐禁車両を探して歩く駐車監視員の姿を見ることができるかもしれません・・・

※ちなみに銀座担当の駐車監視員は、警察署長の指示があれば、”駐車監視員ガイドライン”の範囲外でも違法駐車の確認事務を行うことができます。
詳しくは”駐車監視員ガイドライン”(留意事項)をご確認ください。
「駐車監視員」の活動については下記ページで確認できます(一部PDF)。
全国|駐車監視員ガイドライン


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