スルーできない、電動キックボード飲酒運転(令和274)

(初出:22/07/06)

スルーできない、電動キックボード飲酒問題・・・

道路交通法の改正案が可決され、2024年頃には、免許不要、ノーヘルで乗れるようになっているだろう、電動キックボード(参考記事:激論の電動キックボード、なぜ施行は2年後?)。

しかしながら、子どものオモチャを大きくしたような見かけの印象もあってか、電動キックボードが公道を走るのを危険視する声が、後をたちません。

さらに、一部の電動キックボードドライバーのマナーが悪いことが判明、警察が対策に乗り出す事態となっています。

警視庁によると、電動キックスケーターによる飲酒運転の摘発は2021年は1件だったが、22年1~6月は計23件と急増している。こうしたことを踏まえ、Luupは7~8月には試験的に、渋谷、新宿、六本木の貸し出し拠点計10カ所で、土日の午前0~5時の貸し出しを中止している。

出典:毎日新聞ウェブサイト 22/07/05 「電動キックスケーター、飲酒運転させないで 警視庁、飲食店に要請」 https://mainichi.jp/articles/20220705/k00/00m/040/192000c

2006年福岡市で発生した、一家5人が乗ったRV車が飲酒運転の乗用車に追突され海に転落、幼児3人が死亡した悲惨な事件をきっかけに厳罰化された、飲酒運転(参考記事:罰則強化、飲酒運転)。

いまでは、飲酒運転が摘発されると、ドライバーだけでなく、アルコールを提供した店舗、そして、飲酒しているのを知りながら運転をやめさせなかった同乗者まで罪に問われるようになっています。

さらに、事故を起こし、被害者が発生した場合、飲酒運転していた車の同乗者にも賠償金支払いを命じる判決が下されています(参考記事:見てみぬふりでも”ほう助”)。

現代では、飲酒運転は、見て見ぬふりは許されない犯罪なのです。

飲酒運転が社会問題となり、現在でもよく使われる、「のんだら のるな のるなら のむな」という交通安全スローガンが誕生したのは、昭和41年(1966年)のこと。

以来50数年かかって、ようやく、国民的コンセンサスになろうとしている、”飲酒運転は社会悪である”という概念。

それをひっくりかえし、長年の苦労を水の泡にしてしまうような動きを、警察が見過ごすとは思えません。

電動キックボードをめぐっては、かつての自転車のように放置される駐禁問題、安定性に劣る車体で公道を走る危険性など、さまざまな問題が発生することが予見されています。

しかし、飲酒問題こそ、電動キックボード普及にあたっての、最大の鬼門となるのではないでしょうか・・・


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