鳥取県商店街で駐禁取り締まり緩和(取締37)

(初出 :07/04/27) ※アーカイブ

鳥取県鳥取市では07年4月より、駐禁取り締まりの緩和が決まりました・・・
地元の人でさえ耳を疑ったとされる緩和方針ですが、その兆候は06年8月からありました。

市のメーンロードが「駐車監視員」の対象区域・路線に指定され、売上に影響があった商店街対策に市が乗り出すとの報道があったのです。
それからすぐ、鳥取市と商店街側は意見交換会を設けるなど、活動を開始。

鳥取県警や公安委員会に、規制緩和の要望書を提出するなどした結果が、今回の方針緩和につながったのです。
 
地元警察が、「駐車監視員」導入が効を奏したと認める状況も幸いしました。

『県警交通企画課の西畑博文課長は「制度導入から10カ月がたち、瞬間の駐車台数は半減し、事故は若干減った。違反駐車をしないという機運が市民に伝わった」と総括。市民の要望に沿う形で、最重点地域などの廃止方針を表明した』(出典:毎日新聞ウェブサイト※当時 07/04/24)
 
この発表に商店街からは喜びの声があがっていますが、ほんとうに大変なのはこれからかもしれません。
 
「駐車監視員」が見回らなくなったとたん以前のように駐禁車両が増えたら、「駐車監視員」が復活するだろうし、売上減少を「駐車監視員」制度だけのせいにできなくなる・・・
 
離れてしまった客層を呼び戻すための、商店街のこれからの活動が注目されます・・・

※中国地方「駐車監視員ガイドライン」は、下記ページで確認できます。
中国エリア|駐車監視員ガイドライン