(初出:06/05/24) ※アーカイブ
できればお世話になりたくない、保険・・・
06年4月26日東京海上日動火災保険は、「駐車監視員」がトラブルに巻き込まれた場合についての保険を発売すると発表しました。
”みなし公務員”とはいえ、あくまで立場は民間の「駐車監視員」。勤務中にアクシデントに遭遇し、賠償問題にまで発展した場合、それをカバーするための保険だとか。
保険の名前は「放置車両確認事務総合保険」といい、保険料は、年間の委託業務収入5,000万円、駐車監視員10名の事業者の場合、目安として月約6万円(※06年当時)くらいだとか。
具体的なトラブル例として挙げられているのはつぎのとおり。
『写真撮影や標章取付けを行う対象となる放置車両を傷つけたり壊したりした』
『放置車両の所有者等の個人情報を漏えいしたことに起因する賠償損害やお詫び広告』
『駐車監視員として実際に放置車両確認業務を行う従業員が、業務遂行中に被った傷害』
ちなみに、日本同様、駐禁の確認業務を民間委託しているイギリスでは、取締りを行う民間業者と自動車所有者との間で暴言、脅迫、暴行等トラブル発生が報告されているとのこと。
06年6月1日から全国各地で駐禁確認作業にあたる1,580人の「駐車監視員」の皆さん。
なるべく上記保険などのお世話にならないよう、くれぐれもお気をつけ下さい・・・
※令和元年、東京海上日動火災保険HPでは「放置車両確認事務総合保険」の項目は見つかりませんでした。