五輪シフトの行方(その他:令和178)

(初出:20/12/24)

果たしてどんな年になるのでしょうか・・・

コロナのせいで大荒れの令和2年でしたが、来年令和3年はどうなるのでしょうか。
まっさきに気になるのは、東京五輪の行方。

いまだ、「やる」「やらない」と意見がまっぷたつに分かれ、いくら総理大臣が「やる」といっても、その時になって「やっぱり選手を送ることができない」という国が出てきても不思議ではないのが、現状です。

新型コロナの変異株が見つかったイギリスでは、12月20日から三たびロンドンがロックダウンされるなど、終息するどころか、波が押し寄せるたびに被害が拡大している有様。

やるにしろ、やらないにしろ、日本は、とてつもなく難しい判断を迫られることまちがいありません。

やるとなった場合、扱いが注目されるのが、激しい交通渋滞に対応するための、通称「五輪シフト」と呼ばれる、厳しい駐禁取締まり(参考記事:五輪見物にマイカーは地獄を見る?)。

いざ五輪が開催されるとしても、会場付近が当初予想されていたような大混雑となるかどうか、分かりません。
場合によっては、厳戒態勢の中、観客数も絞りに絞った大会になる可能性もあります。

逆に、今からは想像できませんが、年明け早々、劇的な効果を持つワクチンが開発、量産され、家に押し込まれていた鬱憤を晴らすがごとく、勢い込んで来日する観光客が続出しないとも限りません。

どんな未来もありえます。

いずれにせよ「五輪シフト」の見直しが必要となってくるでしょうが、時間がなく、関係者はさぞかし頭が痛いのでは。

ただ、観客の立場からすると確実にいえるのは、東京五輪が開催され、競技を観覧できたとしても、スタジアムから帰ってきて車に駐禁ステッカーが貼られていたら、感動も台無しになること。

もしそういう機会に恵まれたら、一生の思い出にケチがつくようなことにならないよう、目まぐるしく変わるだろう交通規制の情報に敏感になっておく必要がありそうです・・・