「駐車監視員」高知県取り締まり状況 (その他45)

(初出:07/04/09)※アーカイブ

 倍増は厳しかった・・・
 07年4月2日、高知県警は、06年6月から導入した「駐車監視員」制度の成果を発表しました。
 つぎのような記事がありました。
『3月末までの10カ月間で、民間の駐車監視員(4人)が確認標章を取り付けた駐車違反車両は計2,180台。警察官と巡視員も含めた取り締まり総件数は7,330台に上り、前年同時期よりほぼ倍増(94.4%増)した』
(http://www.kochinews.co.jp/ 07/04/03)
 2,180台÷2(ユニット数)÷304日(10カ月)=約3.6台。
 計算すると、「駐車監視員」1ユニット(2人)が、1日平均約3.6台の駐禁車両を確認した計算になります。
 全国平均は、1日平均約3.3台(3カ月時)ですから、それをすこし上回るぐらい。
 高知県警では当初、「駐車監視員」導入で”年間計4,000件の摘発を見込んでいる”との報道もあったことから、正直、ものたりない結果だったのでは。
 それでも、「駐車監視員」の担当区域では、短時間駐車する車両が目立って減るなど効果は表れているようです。
 なお高知県ではまだ、放置違反金の未納付による”財産の差し押さえ”はありませんが、それに近い状況ではあるとの報道がありました。
『督促しても支払わず、差し押さえを前提とした財産調査をしたのは38件』
(http://www.kochinews.co.jp/ 07/04/03)
 なので、”高知県差し押さえ第一号”が出るのも、時間の問題のようです・・・