(初出:06/07/01) ※アーカイブ
東京都内オートバイ駐車場案内「s-park for riders」・・・
運営しているのは「財団法人東京都道路整備保全公社」と、四文字熟語が3つも4つもつながったようなお固い名前の団体ですが、HPは見やすいです。
行きたい住所や、行きたいところの近くにある有名な場所(都庁とか、東京タワーとか)を打ち込むと、その近くにあるバイクの駐車場一覧と、そこが空いてるかどうか瞬時にわかります。
ハズ、と書いたのは、実際には「検索結果リスト」に「0:件数」と出るケースが多いからです(※06年当時。令和元年にはかなり改善されています)。
もっともこれは、このサイトが悪いわけではなく、単純に、都内にバイク駐車場が足りないのです。
つぎのような記事がありました。
『都内では自動二輪だけで約70万台の登録があるが、専用の時間制駐車場は約1600台分。約450台に1台分しかなく、四輪車の25分の1の水準だ』
(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 06/07/01)
鉄道会社、オフィスビル、商業施設などにオートバイ専用駐車場の整備を義務づける「改正駐車場法」は、成立したものの、実際に施行されるのは、まだまだ先。
東京都道路整備保全公社のHPにはこうありました。
『日本自動車工業会の調査では、一般駐車場の約80%は空きスペースがあっても二輪の駐車を断っており、うち4分の3は「今後も二輪車の受け入れは検討しない」という』
(https://www.tmpc.or.jp/ 06/07/01)
そもそも商業施設にとって、車でくるお客は歓迎しても、バイクでやってくるライダーは招かざる客なのかもしれません。
車だと家族連れや大勢でくるのに対し、バイクは1人か2人。
荷物もあまり運べないから、物もそんなに買わない。
集客効果にも売上にもさほど貢献するとは思えない、バイクライダーのためのサービスは、民間企業だと後回しにされるのでは・・・