バイクライダーの聖地、静岡県浜松市 (駐車場28)

(初出:07/02/18) ※アーカイブ

名だたる国産バイクメーカー、ヤマハ、ホンダ、スズキ・・・
これらがみな縁がある土地が、静岡県浜松市。

wikipediaを調べると、つぎのように記載されています。

ヤマハ:『ヤマハの源流は1887年(明治20年)、山葉寅楠が浜松尋常小学校(現:元城小学校)でオルガンを修理したことがきっかけである。1888年(明治21年)に浜松で日本最初の本格的オルガンの製造に成功した。』

ホンダ:『本田宗一郎が1946年(昭和21年)に静岡県浜松市で本田技術研究所を起業し、後に本田技研工業へ改組した。』

スズキ:『創業者鈴木道雄により、鈴木式織機製作所として(静岡県にあった郡)浜名郡天神町村上中嶋(現中島一丁目)で創業』
(https://ja.wikipedia.org/)

その浜松市で、大規模なバイク駐車場が新設されます。
つぎのような記事がありました。

『浜松市は、自動二輪車約100台分の専用駐車場をJR浜松駅周辺の2カ所に新設する。「オートバイのまち・浜松」として産業発展してきたが、オートバイ利用者からは「中心市街地に二輪駐車場を」と求める声があった。2007年度当初予算案に約3,959万円を計上した。秋ごろのオープンを目指す』
(出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/ 07/02/14)

06年6月1日から強化された駐禁取り締まりでは、しっかりと取り締まり対象に入っていながら、駐車場法の不備で絶望的なまでに数が足りない、オートバイ専用駐車場。

たとえば東京都だけで約70万のオートバイが登録されているといわれますが、それに対し、専用駐車場はわずか約1600台分と、まったく足りていません(※06年当時)。

ところが、07年1月31日東京都都市整備局都市基盤部交通企画課が発表した「総合駐車対策マニュアル」で、どのようにこの問題について触れているかといえば、つぎのように記載されていました。

『しかし、整備された駐車場が必ずしも有効に活用されていない状況や、荷さばき車両や自動二輪車などの駐車問題が顕在化してきており、こうした課題に的確に対応していく必要があります』
(出典:東京都都市整備局 http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/kagami/index.htm)

”必要がある”認識はあっても、対策には乗り出していないという現状です。

東京都でさえこのような対応しかできない中、4,000万円近い税金を投入し、いきなり100台分のオートバイ専用駐車場を建設する浜松市。

さすがは、オートバイのまちです・・・