(初出:06/05/27) ※アーカイブ
700,000対1,600・・・
変身前のフリーザとラディッツ襲来時の悟空+ピッコロの戦闘力の合計くらいケタがちがう、このふたつの数字の正体は、06年時における、前者が都内におけるオートバイの登録台数、後者が都内のオートバイ専用駐車場の台数です(わかりにくい例えで、すいません)。
具体的には、都内にある公営のオートバイ駐車場は約800台分のみで、民間のオートバイ駐車場を合わせても、たったの1,600台分。
06年5月31日にはオープンする「六本木六丁目オートバイ専用駐車場」がオープンしますが、それを合わせても絶望的なくらい足りません。
ところが、駐禁取り締まり強化の対象にしっかり、オートバイは入っているのです。
こうした中、今国会に提出され、成立する見通しなのが、鉄道会社、オフィスビル、商業施設などに、オートバイ専用駐車場の整備を義務づける「改正駐車場法」。
同法は、市町村が自動二輪の駐車場整備計画を策定し、設置を進める責任を負うというもの。
てっとりばやくいえば、「オートバイの違法駐車が多い市町村は、ほっとかないで、オートバイ専用駐車場を作りなさい!」という法律です。
駐車場法そのものは、昭和32年(1957年)に施行されましたが、あくまでも自動車が対象の法律で、オートバイはふくまれていませんでした。
それから半世紀。改正法が成立すれば、ようやく法律の不備が解消されるわけですが・・・
それにしても思うのは、「駐禁取り締まり強化の方針を決めたとき、なぜだれ一人、オートバイ駐車場について発言しなかったのか」ということ。
原因は、ひとつしか思い浮かびません。
それは、「国会議員はオートバイに乗らないから」。
そこで、全国のオートバイライダーの皆さん。
自動車にくらべ、圧倒的に不公平な環境を変えるため、みなさんの意見を国会に伝えてくれる方を、国会議員に選ぶべきではないでしょうか。
たとえば、本郷猛こと藤岡 弘、など・・・
もっとも、この方に出馬の意思があるかどうか、わたしは知りません(←無責任)・・・