「ハギビス」被害、水害車両10万台の驚愕 (その他:令和41)

(初出:19/10/18)

 85,000台はどこへゆく・・・
 19年10月12日本州に上陸した”過去最強”クラスの台風19号「ハギビス」による被害は、日を追うにつれ、膨れ上がっています。
  19年10月17日時点での被害はつぎのようなもの。
『台風19号による豪雨で甚大な被害が出ています。今回の災害で亡くなった人は77人となり、堤防の決壊は、68河川の125か所に上っています。しかし被害の全容はまだ分かっていません。』
出典:NHKニュース 19/10/17 「甚大な被害 台風19号 77人死亡 68河川で決壊 全容は不明」(https://www3.nhk.or.jp/)
 かつて見たことがない、茶色の水に浸かった北陸新幹線の空撮映像に衝撃を受けた方も多かったのではないでしょうか。
 新幹線10両は最悪の場合すべて廃車となり、被害額は300億円以上といわれていますが、個人レベルでも、水害車両の驚くべき被害が明らかになりました。
 つぎのような発表がありました。
『このたびの台風19号により水害を受けた車両は、およそ100,000台※2と見込まれます。』
出典:株式会社タウ 19/10/16 (http://www.tau.co.jp/company/news/32692) 
 株式会社タウは、事故や災害に遭った損害車買取台数で業界シェア1位の会社。
 100,000台というのは同社のリサーチによるものですが、業界シェア1位の同社をもってしてもその全部を買い取りきれず、約15,000台の取引を見込んでいるとか。
 同社は被災地に100名以上の社員を派遣して取引体制を整えるとしていますが、動かない車を抱えて途方にくれてるドライバーは、一刻も早く相談に乗ってもらいたいのではないでしょうか。
 ただ、焦る気持ちはわかりますが、もっともやってはいけないのは自分でなんとかしようとすることだとか。
 水没した車の危険性については、つぎのような報道がありました。
『水害により冠水した車両は、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生する可能性があります。冠水した車両の取り扱いの注意点については、以下のとおりです。
1.いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタン(プッシュボタン)を押さないでください。
2.ボンネットを開け水に浸っているようであれば、火災防止のためバッテリーの マイナス側のターミナルをはずしてください。
3.はずしたターミナルが、バッテリーと接触しないような絶縁処置をしてください。
4.ハイブリット車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないように してください。』
出典:日本自動車連盟JAFウェブサイト (https://jaf.or.jp/common/news/2019/20190813#20190813-01_FB_007)
 「また雨が降るというし、買い取ってもらう前に、エンジンがかかるか試してみよう」、そう思ってエンジンかけたら火だるまになった・・・
 台風19号の被害報道の中には、ちゃんと動いている車が障害物に乗り上げ、なんとかしようとした挙句、全焼したという事件もありました。
 運悪く車が水没してしまったら、さらなる不幸を自ら呼びこまないよう、十分ご注意ください。
 なお、心ならずも愛車を廃車にせざるをえなかったドライバーの中で、台風の被害に遭うまえに違法駐車で摘発され、まだ放置違反金を納付していなかった方。
 車が廃車になっても、納付命令の取り消しはありません。
 忘れたころに督促命令が届くでしょうが、放置していると最悪、財産差し押さえとなるので、踏んだり蹴ったりでお気の毒ではありますが、ちゃんとご対応されることをおススメいたします ・・・