台風「ハギビス」の罠 (その他:令和37)

(初出:19/10/14)

 車のリスクは浸水だけではありません・・・
 19年10月12日本州に上陸した台風19号「ハギビス」は各地で猛威を振るい、人間のみならず、多くの車が道路の冠水で水没するなど被害に遭いました。
 しかし台風時、ドライバーが注意しなければならないのは、水没だけではありませんでした。
 つぎのような記事がありました。
『「ここが現場です。道路が崩落し、軽トラックが転落してひっくり返ってしまっています」
 田野畑村では71歳の男性が軽トラックを運転していて陥没した道路に転落し、死亡しました。』
出典:IBC岩手放送 19/10/13 (https://news.ibc.co.jp/)
 車は無事でも、道路が無傷とはかぎらないのです。
 台風が去ったあとも気をつけて運転しないと、このような恐ろしい罠にはまることになります。
 また、つぎのような記事もありました。
『13日午後7時55分ごろ、仙台市宮城野区田子富里の市道で、乗用車1台が全焼する火災があった。仙台東署によると、同市の会社役員の男性(75)が台風19号で冠水した路上に残った稲わらに乗り上げ立ち往生した。バックしようとアクセルを踏んでいたところ、タイヤが空転を繰り返し、摩擦熱で出火したとみられる。』
出典:共同通信ウェブニュース 19/10/14 (https://this.kiji.is/)
 猛烈な雨や風で、道路にはどんな障害物が飛んできているか分かりません。
 日常出くわすことのないようなシチュエーションにパニックとなり、闇雲にアクセルを踏みこんでも、事態は好転しません。
 この男性はレッカー車を呼んだそうですが、JAF(日本自動車連盟)のHPには、こうあります。
『台風の影響により、現在、ロードサービス救援要請が集中してお電話・救援アプリともにつながりにくい状況です。なお、地域によっては現場到着まで長時間お待ちいただく場合がございます。』
出典:JAFウェブサイト 19/10/13 (https://jaf.or.jp/)
 ありがたくない台風の置き土産は、どこに転がっているか分かりません。
 台風19号のアジア名「ハギビス」はフィリピン語で「すばやい」という意味ですが、人間が「ハギビス」のように行動するには十分な注意が必要です・・・