「ご当地ナンバーつけて走ってよ」 (その他:令和42)

(初出:19/10/19)

 郷土愛、搾取?・・・
 「ご当地ナンバープレート」とも呼ばれる、通常のナンバーとはちがう図柄入りナンバーは、18年10月1日から全国41地域で交付されていますが、来年20年から地域の追加が決定しました。
 つぎのような記事がありました。
『国土交通省においては、“走る広告塔”としてのナンバープレートの機能に着目し、昨年10月より地域の風景や観光資源を図柄にした「地方版図柄入りナンバープレート」の交付を開始しましたが、来年5月頃より、既存の41地域に加え、新たな地域名表示による17地域の地方版図柄入りナンバープレートの交付を開始します。』
出典:国土交通省ウェブサイト 19/10/18 「つけて走って広げよう、地域の魅力!」(http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_003523.html)
 20年から追加される17地域は、つぎのとおり。
 「知床」「苫小牧」(北海道)、「弘前」(青森)、「白河」(福島)、「松戸」「市川」「船橋」「市原」(千葉)、「江東」「葛飾」「板橋」(東京)、「上越」(新潟)、「伊勢志摩」「四日市」(三重)、「飛鳥」(奈良)、「出雲」(島根)、「高松」(香川)。
 ちなみに、すでに導入されている41地域は、つぎのとおり。
 「盛岡」「岩手」「平泉」「仙台」「山形」「庄内」(東北)、「新潟」「長岡」「富山」「金沢」「石川」(北陸信越)、「土浦」「つくば」「前橋」「越谷」「成田」「柏」「世田谷」「杉並」「富士山」(関東)、「福井」「富士山」「豊田」「春日井」(中部)、「滋賀」「京都」「奈良」(近畿)、「鳥取」「福山」「下関」「山口」(中国)、「徳島」「香川」「愛媛」「高知」(四国)、「長崎」「佐世保」「熊本」「大分」「宮崎」「鹿児島」(九州)。
出典:国土交通省ウェブサイト 「地方版図柄入りナンバープレートデザイン1」 (http://www.mlit.go.jp/common/001254774.pdf)
 山梨県と静岡県それぞれに「富士山」が入っているあたり、世界遺産をめぐる”両者一方も譲らず”感がなかなか興味深いですが、ナンバーの図柄にはあまりちがいはありません。
 というか、ほかの地域の図柄も色は派手ですが、“走る広告塔”というほど特徴はないような気が・・・
 変わったナンバープレートといえば、市区町村が独自に交付する原付バイクのナンバーがありますが、こちらは鬼太郎やコナンなどアニメキャラが入っていたり、形も四角でなかったりとバラエティに富んでいて、盗んで転売されるほど人気があります 。
参考:日経研調べご当地プレート (https://www.jeri.or.jp/center/myplate/photo/index.php?area=1)
 また気になったのが、“走る広告塔”といいながら 「地方版図柄入りナンバープレート」 交付にあたっては、1,000円以上の寄付金が必要なこと。
 自腹を切って、走り回って郷土をPRしてもらう相手を”広告塔”と呼ぶ・・・
 ”みなし公務員”といえば聞こえはいいものの、「駐車監視員」もけっこう過酷な現場といわれるわりには、それほど待遇がいいとはいえないようだし・・・
 この国のお役所は全般に、民間へのリスペクトが足りないような気がします・・・