車は鉄の塊、でも豪雨では流されます (その他:令和51)

(初出:19/10/28)

 車を信頼しすぎないでください・・・
 激甚災害に指定された台風19号(ハギビス)の時、「豪雨の時の車移動は危険 」と各マスコミで報道されたのですが、その教訓は生かされませんでした。
 つぎのような報道がありました。
『死者10人のうち5人は乗車中に浸水で流されるなどした「車中死」とみられる。避難に有効とみられてきた車だが、リスクも浮かび上がった。』
出典:産経新聞ウェブサイト 19/10/27 「【台風21号】半数が「車中死」 「まだ大丈夫」が危険…すぐに車外へ」(https://www.sankei.com/affairs/news/191027/afr1910270021-n1.html) 
 「車中死」した被害者に目立った特徴は、高齢な方が多かったこと。
 体力に不安のある高齢者が移動に車を使うのは自然に思えますが、土砂降りの雨の中、車が浸水して止まるかもしれないと思わなかったのでしょうか。
 おそらく頭の片隅にはあったのでしょうが、長年培われた車に対する全幅の信頼感が正常な判断を邪魔したのかも。
 昭和の時代、 一部ドライバーにとって車の中は、「新車は”土禁”(土足で乗るのを禁止)」というローカルルールがあったほど、自分の部屋以上に寛げるプライベートスペースでした。
 「まさか家が流されることはないだろう」と思うのと同じように、「車に乗っていれば安全」という根拠のない安心感が、危険な台風の中のドライブをさせたのかもしれません。
 豪雨で川のようになった道路では、 鉄の塊といえ車もあっさり流されてしまいます。
 出かけてしまって「危ないな」と思っても、車外はもっと危ないし、放置した車は違法駐車となって緊急車両の通行の妨げにもなります。
 台風のときの運転は、くれぐれもご注意ください ・・・