台風19号で冠水した道路を走行すると (その他:令和35)

(初出:19/10/12)

 不要不急の運転はリスクだらけ・・・
 本日19年10月12日、”最強”と称される台風19号がいよいよ上陸します。
 つぎのような報道がありました。
『13日にかけて予想される雨の量は東海で800ミリ、関東甲信で500ミリなどです。この雨は鬼怒川の堤防が決壊して甚大な被害が出た4年前の関東・東北豪雨に匹敵する記録的な雨の量です。風も強まります。東日本では最大瞬間風速が60メートルと予想され、トラックが横転するような猛烈な風が吹く見込みです。』
出典:テレ朝news 19/10/12 (https://news.tv-asahi.co.jp/)
 海に面する23区住民としては不安しかありません。
 すでに空の便はもちろん、JRや主な私鉄、地下鉄のほとんどが午後からの運休を決定しました。
 「電車が動かないなら車で買い出しだ」と思われるドライバーもいるかと思いますが、お勧めできません。
 なぜなら・・・
 出かけるときは平気でも、運転しているうちに道路が冠水したら、帰ってこれなくなるからです。
 JAFのHPにつぎのような記事がありました。
『■自動車走行について 千葉県津波浸水予測図の浸水深ランク分け
 ▼ 浸水深 ▼ 自動車走行
 0~10cm 走行に関し、問題はない。
 0~30cm ブレーキ性能が低下し、安全な場所へ車を移動させる必要がある。
 30~50cm エンジンが停止し、車から退出を図らなければならない。
 50cm~ 車が浮き、また、パワーウィンドウが作動せず、車の中に閉じ込められてしまい、車とともに流され非常に危険な状態となる。』
出典:日本自動車連盟JAFウェブサイト 「台風・水害発生時の避難行動」(https://jaf.or.jp/common/attention/flood
 わずか30cmの冠水でエンジンが停止する危険性があるのです。
 自分の車は動いても、まえを行く車のエンジンが止まって道路をふさいでしまったら、運転できなくなるのは同じです。出たはいいが、帰宅できなくなります。
 また都心には、立体交差した線路や道の下をくぐる、”アンダーパス”と呼ばれる道路が無数にあります。
 国土交通省のHPによれば、その数、愛知で166、静岡で112、岐阜で137、東京で134、千葉で86、神奈川で117など。
出典:国土交通省 「道路における豪雨対策」(https://www.mlit.go.jp/road/bosai/measures/index2.html
 雨で前がよく見えず、冠水したアンダーパスにつっこんでしまったら万事休す。場合によっては、水没した車から脱出できず、命に関わることも。車をそのままに、歩いて逃げるのがやっとという最悪の事態にもなりかねません。
 19年6月13日JAFは、警視庁・神奈川県警と合同で、立往生して道路をふさいでしまった放置車両を移動する訓練を実施しました。
 つぎのような記事がありました。
『今年もすでに広島県、山口県で大雨・洪水警戒レベルが4にもなる大雨が発生しており、注意が必要です。今回の訓練はそういった集中豪雨による被害を想定し、警視庁および神奈川県警察と連携、車両などを排除する訓練を実施いたします。』
『■第1回訓練
想定:台風による集中豪雨のため各所で道路が冠水。自動車2台が、冠水路走行中エンジンが停止し、水流により押し流され2台が重なるかたちで片側車線を完全に塞いで停車した。』
出典:日本自動車連盟JAFウェブサイト 「台警視庁・神奈川県警と合同 集中豪雨による被害を想定した特別支援隊訓練を実施 災害の現場を再現し連携を確認」(https://jaf.or.jp/common/news/2019/20190611-01) 
 まるで今回の台風19号の襲来を予想したかのような訓練ですが、そもそも冠水した道路を走行しなければ、JAFのお世話にならなくていいわけで・・・
 台風が接近しているなどの緊急時は、通常の違法駐車とは比べものにならない迷惑となる不要不急の運転は、やはりすべきではありません ・・・