(初出:20/01/15)
聞けば納得、新成人のなりたい職業1位・・・
LINEによる新成人アンケートで、日本の将来は明るいかとの問いに「明るい」と思うと答えたのは3%、「やや明るいと思う」としたのが10%で、合わせても1割ちょっとしかいません(参考:LINE for Business 208/01/10 「【LINEリサーチ】新成人約15000人に調査 (2020年1月実施)」https://www.linebiz.com/jp/column/research/20200110/)。
このアンケートが、かたよった意見ばかり集めたものではないことは、他社によるアンケートでも同様の結果が出ていることから明らかです。
また、仕事は公務員を希望という回答が多いのも共通しています。
こうした意見に、「令和の若者には覇気がない」と嘆く世代がいそうな気がしますが、つぎのような記事を見れば納得するのではないでしょうか。
職員の9割が車通勤する茨城県は2020年度、高速道路料金の支給手当を制限し、マイカー通勤の在り方を見直す。郊外の駐車場に車を止めてバスや鉄道に乗り換える「パークアンドライド」を促進し、公共交通機関を活性化させるのが狙い。全国的にも例のない取り組みで、高齢化社会の課題である「生活の足」の維持につなげたい考えだ。
出典:JIJI.com 20/01/06 「通勤は「パーク&ライド」で 駐車料、公費で半額負担―地域交通の利用促す・茨城」 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020010600138&g=soc
少子化などによる影響で民間バスの路線廃止が続き、やむなく、マイカーを利用する職員が増えたようですが、これ以上の路線廃止を防ぐためにも、まずは職員によるバスの利用を増やそうという趣旨の取り組み。
県内の不便な交通に嫌気がさして引っ越しする県民が増えれば、県の活力が落ちてしまうので、職員も協力せざるをえないような気がしますが、それより現在、高速道路利用料の半額支給しているというのは、民間に比べて好待遇のような気がします。
代替措置にしても、半額とはいえ駐車場代を負担してもらえるので、駐禁をとられる違法駐車をしなくてもよいだろうし。
こういう報道があると、茨城県で働こうと思っている新成人が真っ先に「県庁で働きたい」と思うのも無理はないと思うのです ・・・