まだ足りない? 五輪駐車対策 (その他:令和109)

(初出:20/02/21)

 五輪本番では、どれだけの修羅場を想定しているのか・・・
 20年7月24日から開催予定の東京五輪についてはこれまで、競技会場周辺の民間駐車場は「予約専用」とする、「五輪シフト」を敷いて厳しく駐禁を取り締まる、選手・関係者だけが通行可能な「専用レーン」を設置するなどの対策が発表されましたが、まだまだ十分ではないと判断されたようです。
 大会まであと半年を切った今、新たな交通対策が続々発表されています。
 まずは、渋滞が予想される首都高の混雑緩和対策。
 これは利用料金を深夜は安く、昼間は高くすることで、調整を図ります。
『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会期間中は、夜間(0時~4時)に首都高速道路を利用する交通の料金を5割引し、昼間(6時~22時)に首都高速道路の都内区間を利用するマイカー等へ料金上乗せ(1,000円)を実施いたします。』
出典:首都高ドライバーズサイト 「東京2020大会における首都高速道路の料金について」(https://www.shutoko.jp/fee/fee-info/2020rp/)
 続いて、そもそも昼間の人口を減らそうと、東京で働くビジネスマンを減らすテレワークの推進。
 これは企業に対して、小池都知事自らが企業に要請しました。
『小池百合子知事は五輪時の交通対策の一環であるテレワークについて「少なくとも(実施率の目標である)44%は達成したい」と述べ、改めて協力を呼びかけた。』
出典:日経新聞ウェブサイト 20/02/13 「小池都知事「テレワーク44%達成を」 五輪中の実施率」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55588130T10C20A2L83000/)
 さらに発表されたのが、都内にはなるべく電車で来るようにと打ちだされた、駐車場の割引方針。
『東京五輪・パラリンピック組織委員会と国土交通省は20日、大会期間中、首都圏郊外でマイカーから鉄道に乗り換える人を対象に、駐車料金の割引を適用する方針を明らかにした。通勤、買い物を目的とする都心へのマイカー流入を減らし、道路渋滞を抑制するのが目的。』
出典:共同通信ウェブサイト 20/02/20 「五輪中「マイカー+電車」に割引 首都圏郊外の駐車料金、渋滞抑制」(https://this.kiji.is/603191593488467041)
 都内が渋滞して各国選手の移動がスムーズにいかず、万一、競技の進行にさしつかえたら国際問題になりかねないと心配する関係者の不安はよくわかります。
 たった17日間の出来事とはいえ、世界中の耳目を集めるビッグイベントだけに、不祥事を起こしたら世界に報道されるわけで、必死になるのも無理がありません。
 それだけに、最近の新型コロナウイルスの流行など、関係者にとっては悪夢以外なにものでもないでしょう。
 東京五輪が無事に終了するまで、眠れぬ苦悩の日々が続く関係者に、一日も早く安らかな日々が訪れることを願います・・・