自分の車は自分で守る(その他:令和157)

(初出:20/10/20)

車をめぐって詐欺が疑われるような事件が多発しています・・・

高級車を購入し、それを預かった業者がカーシェアで運用することで儲かるはずが、突然破産すると連絡があり、多額のローンが残された事件。
出典:東京商工リサーチ 20/10/16 『「自分の車はどこに?」、カーシェア会社が突然の破産連絡』(https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20201016_02.html)

購入した中古車が納品されず業者と連絡がつかなくなり、あげくに肝心の車は「水没車」だった疑いがあるという事件。
出典:毎日新聞ウェブサイト 20/10/17 「代金払ったのに届かぬ中古車 それ、もしかして「水没」車? 返金求めたら業者ドロン」(https://mainichi.jp/articles/20201017/k00/00m/040/204000c)

車は、1,000円、2,000円の安い買い物ではありません。
また、中古車の購入はクーリングオフができませんし、ローンは組んでしまったら支払いは自己責任となります。

先日は、放置違反金を徴収する愛知県警専門チームを取り上げた報道番組がありましたが、その中で、お客に貸し出した代車が駐禁をとられた中古車販売店が出てきました(参考記事:「逃げ得許さぬ、滞納違反金きつい追い込み」)。

駐禁をとられた場合、ドライバーが出頭しないと、車の持ち主に放置違反金の請求がいくシステムとなっています(参考記事:「駐禁の仕組み2(放置違反金、滞納処分)」)。

この中古車販売店では、代車を利用した一部のお客が駐禁をとられたことを申告せず、150件を超える放置違反金の支払い義務が発生していました。

ある意味、この中古車販売店も、上記記事のカーシェア会社利用者、水没車をつかまされた被害者同様、だまされたような形です。

コロナ禍で、みなが経済的に苦しい昨今。

車をめぐる取引は、コロナに感染しないよう用心するのと同じくらい、慎重さが必要とされるようです・・・