車検担当も”みなし公務員” (逮捕:令和61)

(初出:19/11/07)

 みなし公務員は「駐車監視員」だけではありません・・・
 つぎのような報道がありました。
『大阪狭山市の自動車検査員の男(33)は、改造バイク4台の点検をせずに書類を偽造し、車検を通した疑いなどでことし7月、逮捕されました。
 車検をする際、自動車検査員は「みなし公務員」と扱われます。』
出典:関西テレビ放送ウェブサイト 19/11/06 「改造車の車検不正に通したか 自動車検査員の男を逮捕」(https://www.ktv.jp/news/articles/02207455007141e5a656ea761d215328.html)
 違法駐車を確認する「駐車監視員」は、みなし公務員として扱われるため、業務を妨害すると公務執行妨害となり逮捕されるなど法律によって保護されていますが、自動車検査員もまた、「駐車監視員」同じく、みなし公務員だったのです。
 ちなみに、ほかにどんな職業が、みなし公務員として扱われるか調べたところ、つぎのような職業がそれに当たるようです。
 ・都道府県公安委員会指定自動車教習所の修了検定および卒業検定の技能検定員
 ・日本銀行の役職員
 ・国立大学法人の役職員
 ・精神保健指定医
 その他、合わせると全部で21職種もありました。
 変わったところでは、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の役職員」もみなし公務員となっています。
参考:Wikipedia みなし公務員(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%AA%E3%81%97%E5%85%AC%E5%8B%99%E5%93%A1)
 なお違法駐車で摘発された場合、「反則金」を払わずにいると「放置違反金」の納付書が車の所有者に送付されますが、車検の際には、この「放置違反金」支払いを証明する書面が必要です。
 しかし、逮捕された自動車検査員なら、書類がなくてもお金さえ払えば車検を通したかもしれません。
 ただ、みなし公務員に不正を働くよう渡したお金は”賄賂”となり、発覚した場合は、依頼したほうも”贈賄罪”に問われるので、ここはふつうに「放置違反金」を納付するほうがよいかと・・・