(初出:06/07/21) ※アーカイブ
タクシー運転手、駐禁でねじられたり、蹴られたり・・・
06年07月21日東京地裁で、つぎのような訴訟の判決があったとの報道がありました。
それは、タクシー運転手が東京都に約160万円の損害賠償を求めていたというもの。
『判決によると、02年7月、警察官が男性の駐停車違反の取り締まりをした際、男性が車外に立っていた警察官にわざとドアをぶつけたかどうかをめぐってトラブルが起きた。警察官は男性を交番に連れて行く際、腕を背中側にねじり上げた状態で歩かせ、途中で腰をけるなどの暴行を加えた。さらに数十分間、交番内に男性を留め置いた』
(出典:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/ 06/07/21)
事件が起きたのは、六本木の交差点で、原告である運転手が客待ちのため停車していたそうです。
そこを取り締まり中の警察官が駐停車違反を指摘、交番に任意同行を求めたところ、運転手が拒否したため、その場で反則切符を切られ、冒頭のトラブルへと発展したとか。
気になる判決はといえば、つぎの報道のようなものでした。
『都に慰謝料など約30万円の支払いを命じた。端二三彦裁判長は警察官の暴行があったと認定。「男性の意に反するもので、任意同行のために許される限度を超えており違法」と述べた。交番内に数十分間留め置いた行為も同様に違法だと判断した』
(出典:日刊スポーツウェブサイト http://www.nikkansports.com/ 06/07/21)
警察官の”やりすぎ”が認定された結果となりました。
今では事件当時とはうって変わって、駐禁取り締まりの確認作業が「民間委託」され、取り締まる側の「駐車監視員」が暴行されたりするわけですが・・・
それにしても、このタクシー運転手の事件もそうですが、駐禁をめぐるトラブルの多くが.駐禁を指摘されてカッとなって発生しています。
気持ちはわかりますが、わざとドアをぶつけたとか、それに怒って腰を蹴ったかとか・・・
なんというか、「どっちも大人になりましょうよ」と、一言いいたいです・・・