(初出:08/05/09) ※アーカイブ
時おり、思い出したようにぽつりぽつりと報道される、「駐車監視員」への暴行事件・・・
つぎのような記事がありました。
1=「撫でただけ」・・・
07年7月3日、大阪での事件。
『大阪市浪速区元町2丁目付近の市道で、41歳の男性駐車監視員が駐車違反の取り締まりを実施していたところ、酒に酔った男が「何しとるんや?」などと難癖をつけてきた』
『男は「自分のバイクを撮影した」として文句を言ってきたが、監視員が「バイクは撮っていない」と言い返したところ、平手で殴りかかってきた』
(http://www.carsensorlab.net/ 07/07/07)
みなし公務員である「駐車監視員」にからんだ男は、当然のごとく、公務執行妨害の現行犯で逮捕されましたが、取り調べでは「頭を撫でただけ」と弁明しているとか。
以前の逮捕者の中にも、駐車監視員の頭をはたいて逮捕され、裁判で「激励のつもりだった」と情状酌量を求めたドライバーがいましたが、判決は、懲役1年、執行猶予3年でした。
酔っぱらいの言い分が認められる可能性は低いような気がします・・・
2=08年1月13日、愛知県での事件。
逮捕されたのは、ホストクラブの店長でした。
『知人が違法駐車した軽乗用車の確認作業をしていた66歳と56歳の駐車監視員2人に腹を立て、2人の頭をヘルメットの上から平手で数回殴り、公務を妨害した疑い』
(http://www.asahi.com/ 08/01/13)
幸い、被害者2人ともけがはなかった模様ですが、こちらの犯人も犯行時酔っぱらっており、自分の車が摘発されたわけでもないのに「駐車監視員」にからんだというシチュエーションがそっくりです。
お酒のせいで気が大きくなるのか、妙な義侠心に駆られるのか・・・
いずれにしても、「駐車監視員」はからんで得をする相手ではないので、アルコールが入った状態で「緑の制服」が目に入ったら、条件反射でスルーするよう心がけたほうが賢明です・・・