全国初、逮捕1号 (逮捕7)

(初出:06/06/07) ※アーカイブ

 ついに出ました、逮捕第1号・・・
 06年6月6日警視庁麻布署により、「駐車監視員」に暴行したアルバイト店員が公務執行妨害の疑いで逮捕されました。
 つぎのような報道がありました。
『容疑者は5日午後4時半ごろ、港区六本木5の路上で原付バイクを放置駐車しようとしたところを男性監視員(36)に「ここに止めてはいけません」と注意され、「うるさい」と言いながら監視員の右ひざをけった疑い』
(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 06/06/06)
 「駐車監視員」制度が06年6月1日施行されて以来、これが全国初の逮捕者です。
 「駐車監視員」はみなし公務員であり、その作業を邪魔すれば公務執行妨害、またワイロを払って取り締まりを逃れようとすれば贈賄の罪に、それぞれ問われます。
 が、まだまだそうした認識が、一般に定着していないのも事実。
 こうしたトラブルが発生することは、当初より予想されていました。
 では、駐禁の確認作業中にドライバーが戻ってきて口論となり、暴力などを振るわれた場合・・・
 派遣する会社が「駐車監視員」にどのような対応を指導をしているかというと、110番するか、もしくは「逃げろ!」と教えているとか。
 普通です・・・ 
 本来、みなし公務員である「駐車監視員」は、現行犯で公務執行妨害の犯人を逮捕することもできるのですが、相手がどんな人物か、また仲間が何人いるかわからないため、こういう指示にならざるをえないのでしょう・・・