どこを見回ってるの? ※都内 (取締2)

(初出:06/04/09) ※アーカイブ

どこも、かしこも、ではない・・・
民間委託の「駐車監視員」が見回るのは、全国47都道府県の県庁所在地などにある270署の所轄の地域でのみ(※06年当時)。

つまり、平成18年現在、全国には1270あまりの警察署があるので、ざっと1000以上の警察署では実施されないわけです。
意外と少ないかも。

ちなみに日本でもっとも警察署が多い東京には、101の警察署がありますが、報道によれば、そのうち「駐車監視員」制度を導入するのはつぎのとおり。

『当面は違法駐車の目立つ繁華街、商店街などを受け持つ12区(千代田、中央、港、品川、台東、文京、新宿、渋谷、江東、墨田、豊島、江戸川)43署の管轄エリア』
『「契約20社、監視員530人」体制』(出典:物流ウィークリー http://www.weekly-net.co.jp/  06/04/09)

監視員は2人1ユニットで動くのが原則とされるといいますから、監視員530人ということは265ユニット。
これまた、意外に少ないかも。

監視員が駐禁を取り締まる主な地域は、事前に、地域住民に公表するとされますから、地元の人間が摘発されそうな場所に駐車することは少ないはず。

となると、駐禁で摘発されるのは、よそからきたドライバーがメインとなるのかなとも思いますが・・・

「駐車監視員」が受け持つとされる繁華街や商店街って、よそからくるお客さんで賑わうという側面もあるのでは。
それが、車できたら、かたっぱしから駐禁で捕まったら・・・

お客さんも寄りつかなくなるのでは、というのは取り越し苦労ですかね・・・

※追記=
「駐車監視員」の見回る場所は随時見直しがされており、都内では、08年4月より、23区全部で「駐車監視員」制度が導入。

※エリアによっては、警察署長の指示の元、”駐車監視員ガイドライン”の範囲外でも駐車監視員が確認事務を行うことがあります。

詳しくは各エリアの”駐車監視員ガイドライン”(留意事項)をご確認ください。
「駐車監視員」の活動については下記ページで確認できます(一部PDF)。
全国|駐車監視員ガイドライン