戻ってきた? 違法駐車 (取締31)

(初出:07/01/21) ※アーカイブ

導入直後は、劇的な効果があった、駐禁取り締まり強化・・・

ところが06年6月導入後、半年が経過し、すこし様相が変わってきたかも。
つぎのような報道がありました。

『新宿通り、明治通りなど東京の主要10路線(32キロ)では、「導入1カ月」が導入前の28%、「3カ月」は26%だったが、「6カ月」は42%に増えた。車の流れも9~11月は6~8月よりやや悪かった』
出典:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/ 06/12/14)
 
また、こんな記事も。

『半年前への逆戻りを感じさせる声もある。JR新橋駅近くのファストフード店前。違法駐車の列に戻ってきたタクシー運転手は「取り締まりが厳しい時間と場所は分かった。ここは大丈夫」と自信ありげに話していた』
(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 06/12/14)
 
東京都のHPには「都民の声」という欄があるのですが、06年12月、そこに寄せられた投書にも制度に対する不満が述べられています。

『(違法駐車取締りの要望)
駐車違反の取締りを民間委託してから半年経ちますが、その効果はあまりないように思います。というのも、重点区域の駐車は2割ほど減りましたが、路地裏の駐車が増加しています。しかも、「邪魔だから取り締まってほしい」と言っても警察が対応しないことが多いのです。苦情や通報があった場合は、重点地域でなくとも警察が民間業者を派遣するなど、取締りを強化してほしいものです』
(出典:東京都HP http://www.metro.tokyo.jp/)
 
一部のドライバーにとって駐禁取り締まりは、”喉元過ぎた”のでしょうか。
そのような方々を脅すわけではありませんが・・・
 
駐禁取り締まりの主役といってもいい、「駐車監視員」の見回り地域は、固定されているわけではありません。
随時見直し、また、追加もされています。
 
たとえば東京では、07年度にはこれまでの43署に加え、新たに9署が「駐車監視員」委託予定です。

つまり、「ここならだいじょうぶ」と思っていた場所が、ある日、「駐車監視員」の見回り地域となることもあるのです・・・