(初出:19/10/08)
盗まれる場所1位は駐車場・・・
03年には年間64,223台にも達した自動車盗被害。
かつては「注文を受けてから盗む」、とんでもない窃盗団グループも存在しましたが、防犯カメラや盗難防止装置の普及などにより、 その被害は 18年には8,628台と1/7以下にまで減りました。
しかし、0になったわけではありません。
年間8,628台と、毎日23台の車が日本のどこかで盗難被害に遭っている計算です。
つぎのような記事がありました。
10月7日は語呂合わせで「盗難防止の日」。JR名古屋駅前では地元のアイドルグループ「OS☆U」のメンバーと愛知県警の警察官が、「目指せ!自動車盗難ゼロ」と書かれたチラシなどを配りました。
出典:東海テレビウェブサイト 19/10/07 https://www.tokai-tv.com/
警察によりますと、愛知県内での自動車盗の被害件数は今年に入って9月末までに530件に上り、全国ワースト4位となっています。
ワースト4位ならそんなに悪くないのではと思いますが、愛知県が自動車の盗難防止を熱心に呼びかけるのには理由がありました。
じつは愛知県は03年に、自動車盗の全国ワースト1位を記録。翌年04年には8,891台もの車が同県で被害に遭ったという過去があるのです。
10年以上まえのこととはいえ8,891台といえば、昨年18年に日本全国で盗まれた8,628台より多くの被害です。
また全体的に自動車盗が減る中、17年、18年と盗難台数が多い5車種のうち4車種までが愛知県に本社を置くトヨタ車であることも、同県が自動車の盗難防止を熱心に呼びかける理由のひとつかもしれません(参考:自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム http://www.car-tounan-boushi.jp/condition.html#parking)
ちなみに、警察庁・財務省・経済産業省・国道交通省の4省庁と社団法人日本損害保険協会など19民間団体などで組織された「自動車盗難等の防止に関する官民合同プロジェクトチーム」によれば、車が盗まれる場所でいちばん多いのは、今も昔も、駐車場が1位。
06年時には被害の6割以上、18年になっても自動車盗の4割以上が駐車場で発生しています。
駐車場に入れれば駐禁はとられませんが、車自体とられてしまえば元も子もないので・・・
くれぐれも盗難にはお気をつけください・・・