(初出 :06/05/21) ※アーカイブ
ゲームセンターのUFOキャッチャーが好きで、子供とよくやるのですが、熱くなり、どうでもいい景品をとるのに結構な金額をつぎこんでしまうことがあります。
ゲットしたその場は嬉しいのですが、あとで考れば「買ったほうが安かった・・・」と後悔することしきり。
そんな、目先の得を追っかけて結局損してしまうわたしでも、つぎのニュースを読んだ時は、さすがに「やりすぎでは」と思いました。
『大阪府警南署と天満署は17日までに、身体障害者用の駐車禁止除外指定車標章をだまし取り偽造するなどしたとして、詐欺と有印公文書偽造・同行使の疑いで、大阪市此花区の会社役員の男(50)ら5人を逮捕、送検した』
(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 05/18)
駐車禁止除外指定車標章をだまし取られたのは、この会社の社員の母親で82歳。
そして、だまして手に入れた駐車禁止除外指定車標章を偽造して、みんなで使っていたとのこと。
そこまでやるか。
いうまでもなく、詐欺は重罪です(十年以下の懲役)。
また、有印公文書偽造も行使も、けっして軽い罪ではありません。
逮捕された役員は、会社に駐車場がなく、駐禁の罰金を払うのも嫌だったと供述しているとのことですが、逮捕されてしまい、罰金で済む問題ではなくなってしまいました。
目の前の反則金や放置違反金を支払うのは、だれでも嫌に決まってます。
でも、それをさけるために、違法な行為に走るというのは・・・
UFOキャッチャーで定価1,000円の景品をとるために、10,000円使うようなもの。
結局、割に合いません。
協力させられたとはいえ、自分が原因で息子の会社関係者が逮捕されてしまった、82歳の母親の心境を思うとかわいそうでなりません・・・