へたしたらボーナス差し押さえ (反則金:令和71)

(初出:19/11/17)

 「放置違反金」の納付催促を無視しつづけた場合のリスクをご存じですか・・・
 神奈川岐阜、そして・・・
 関係機関の頭を悩ませる「放置違反金」の滞納について、つぎのような記事がありました。
『放置駐車の違反金滞納が後を絶たない中、千葉県警は多重滞納者を対象に恒例の徴収強化対策に乗り出した。冬のボーナスの支給時期を含めた来年1月10日までの間、車両の差し押さえも念頭に置いた厳しい姿勢で臨み、速やかな納付を求める。』
『県警は、5月7日~7月5日の2カ月間でも同様の徴収強化対策を実施し、前回は544件、403人分の839万4千円の違反金を徴収している。同課は今回も強い姿勢を崩さずに「法律に基づいて厳正に対処する」と意気込みを示した。』
出典:千葉日報 19/11/16 「多重滞納許しません! 放置駐車違反金で千葉県警 2020年1月まで徴収強化」(https://www.chibanippo.co.jp/news/national/644255)
 記事には回収金額の記載しかないため滞納額総額がいくらなのか不明ですが、参考までに神奈川県における「放置違反金」の未納違反金はというと、2018年度末時点で約5億7600万円。
 横浜など人気観光地を多数抱える神奈川県の場合、現地の駐禁取り締まり実態をよく知らない観光客が、ずいぶんと「駐車監視員」のお世話になっているのではないでしょうか。
 たとえば2019年8月現在、横浜中華街周辺は終日「駐車監視員」の重点地域となっていますが、休日ともなると、駐車場はどこも満車。
 「せっかく話題の中華を食べにきたのに、まあ、ランチの時間くらいだいじょうぶだろう」と違法駐車したら、お目当ての店が大行列。
 思ったより時間がかかって、帰ってきたら愛車には「駐禁」のステッカーが・・・、といった失敗談をお持ちのドライバーは少なくないのでは。
 千葉県の場合、駐車場が整備されている(例:守谷海水浴場の駐車場は約1300台収容)からか、海水浴場近辺の道路は「駐車監視員」の重点地域になっていないのですが、成田空港や、幕張メッセ、三井ショッピングパーク、ZOZOマリンスタジアムが隣接するエリアなどの観光地で、駐禁を確認される他都府県からの車両が多いかも。
 こうした観光地にドライブする場合は、現地の駐車場について事前調査して行かないと、思わぬ反則金の出費で予算オーバーしてしまうかもしれません。
 ちなみに「放置違反金」の納付催促を無視しつづけると、財産差し押さえとなり、まず銀行口座が、口座の確認ができなければ代わりの財産、たとえば車そのものやマンガやフィギュアなど趣味の品まで差し押さえられ、ヤフオクでオークションにかけられるなどします。
参考:神奈川県警察ウェブサイト 「放置違反金滞納処分に係るインターネット公売」(https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesf4501.htm)
 ただ千葉県の場合、観光にきたドライバーより気の毒なのは地元ドライバーで、今年は台風による被害がひどく、中には水没した車もありました。
 車そのものは水没して使えなくなったのに、駐禁の罰金支払いだけが残った、という泣くに泣けない状況におちいったドライバーもいるかもしれません。
 それでも滞納した「放置違反金」を納付しないと、新車を買うためのボーナスも差し押さえられるかもしれない・・・
 ある意味これも、台風の二次災害の一種といえるかもしれません ・・・