お国事情も反映? 外交官駐禁反則金踏み倒し事情(罰金:令和209)

(初出:20/05/23)

どっちが得か、計算している駐日大使もいるかも・・・

かねて宣言していた通り、外務省が、駐禁反則金を納付しない外交団に実力行使を始めたとの報道がありました。

『外務省は、日本駐在の外交団が駐車違反の反則金納付に応じない場合、対抗手段としてガソリン税の免除を認めない措置を始めた。』

出典:読売新聞ウェブサイト 21/05/22 「外交団車両の駐車違反「未払い」に対抗…ガソリン税の免税証明出さず」 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210522-OYT1T50238/

駐禁をとられた場合、運転手が警察に出頭して反則金を納付しないと、車両の持ち主に放置違反金の仮納付書が送付されてきます。

その放置違反金を納付しないと、一般人の場合、滞納処分などが下されるのですが(参考記事:■駐禁の仕組み2(放置違反金、滞納処分)■)、外交官は外交特権で差し押さえを免れます。

それをいいことに、一部外交官が駐禁を気にせず、堂々と違法駐車を繰り返す様について、かつてテレビ局が怒りのレポートを放送しました(参考記事:都市伝説の嘘、外交官の駐禁問題)。

その放送から2年。ついに、外務省が動いたのです。

ちなみに今年(令和3年)に入り、前回と同じテレビ局が、あいかわらず横行する外交官の反則金踏み倒しを、詳細にレポートしています。

『2019年度に時効を迎えた不納欠損件数(踏み倒し)は計2736件に上り、日本に大使館を置く155カ国のうち半数超の88カ国によるものだった。』

出典:FNNプライムオンライン 21/02/11 「【追跡スクープ】外交官ナンバー“違反金踏み倒し”国別全リストを入手…G7ではフランスが最多」 https://www.fnn.jp/articles/-/142351

なぜかフランスの名前がタイトルに上げられていますが、掲載されているレポートを見ると、その件数は、ワースト1・ロシアの約1/40のみ(39件 ※2019年)。

一方、2年前もワースト1(約750件 ※2017年)だったロシアは記録を伸ばし、唯一1,000件をオーバーしています(1,101件 ※2019年)。

そして、こちらも2年前に続き不名誉な2位(約600件 ※2017年)となった中国ですが、件数自体は416件(※2019年)と減っています(それでも、十分多いのですが)。

もしかすると、お国の事情が、こんなところにも現れているのかもしれません。

それにしても、単純計算で4千万円以上にものぼる、これら外交官による駐禁反則金の踏み倒し(2,736件×15,000円)。
バブル時代ならいざしらず、緊急事態の日本にあって、見過ごせる金額ではないことは確かです。今後も、外務省は厳しく追及していくことでしょう。

ただ、このニュースを見ている一般ドライバーも、「そうだ、ふざけるな。もっとやれ」などといっている場合ではありません。
近年警察が、放置違反金の滞納について、厳しい対応を見せることが多くなっているからです。

11年も前の違反金取り立てのため、車を差し押さえたり(参考記事:ある日突然差し押さえ)、現金がないとなると、生命保険の解約請求権を差し押さえたり(参考記事:今日もどこかで差し押さえ)・・・

たかが駐禁と思って納付書を放置していると、思わぬ事態を招くこともあるので、注意が必要です・・・

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