じつは進んでいる、放置違反金(罰金:令和245)

(初出:22/01/22)

じつは進んでいる、放置違反金・・・

以前、「駐禁で出頭するのは得か、損か」という記事をまとめましたが、一点、書き忘れたことに気がつきました。

駐禁をとられ、出頭して納付する反則金と、出頭せずに仮納付書が届いてから納付する放置違反金。

お得というか、便利なのは、放置違反金なのです。

というのは、反則金は金融機関の窓口で納付するのですが、放置違反金は東京※、大阪、愛知、千葉、埼玉、兵庫、京都、長野などでは、コンビニでも納付できるからです(すべての自治体がコンビニ払いに対応しているわけではありません。北海道や福岡などでは対応していません。2022年1月現在)。

つぎのような報道がありました。

交通反則金や旅券(パスポート)、自動車検査(車検)などの国の行政手数料の納付をクレジットカードなどでできるようにする行政キャッシュレス化法案の概要が20日、分かった。現在、印紙を購入して平日に窓口で行うなどの手間がかかる各手数料の納付が、クレカなどでいつでも自宅から可能になる。

出典:iZa(産経新聞ウェブサイト) 22/01/20 「<独自>交通反則金などカード払いOKに 政府法案概要判明」 https://www.iza.ne.jp/article/20220120-26KCAMZAYVLHDKO4HHAF42UQ3E/

長引く超低金利などで経営が厳しい銀行は、支店を削減する方向で動いています。

たとえば2020年5月、つぎのような報道がありました。

三菱UFJは、17年度末時点で515店あった従来型店舗のうち、200店を23年度末までに削減することを決めている。

出典:読売新聞ウェブサイト 21/05/16 「【独自】三菱UFJ、全支店の過半数「窓口なし」店舗に…TV電話で対応」 https://www.yomiuri.co.jp/economy/20210515-OYT1T50307/

つまり、反則金を納付する窓口が、どんどんなくなっているのです。

運よく、近くに営業している銀行があったとしても、窓口がやっているのは平日のみで、営業時間は15時まで。

しかも、反則金の納付期限は、告知を受けた日の翌日から起算して7日以内とシビアで、これはもう、ほとんど三重苦の世界です。

「反則金の処分を受けるようなことをした奴が悪いんだ」というご意見もあるかもしれませんが、言い訳ではなく、”納付したいのに、仕事が忙しくて銀行に行けない”と悩む人は多いのではないでしょうか。

このように、利便性の観点からすれば、駐禁をとられた場合、反則金ではなく放置違反金を選んだほうが、スムーズに納付できるでしょう。

簡単に納付できたからといって、ちっとも楽しくはないでしょうけど・・・



※放置違反金がコンビニで納付できるようになったのは、東京では2014年から(参考記事:消費税非課税とはいえ