(初出:06/06/09) ※アーカイブ
それなりの成果はありました・・・
06年6月1日、駐禁取り締まりを民間委託する「駐車監視員」制度が施行されて5日間の成果について、つぎのような報道がありました。
『東京都内では主要道の渋滞延長が約4割減少したほか、大阪市中心部では渋滞時間が5割以上減少したという』
(http://www.asahi.com/ 06/06/07)
『警察官と交通巡視員を合わせると、取り付け件数は5日間で計2万3754件となった』
(http://www.nikkei.co.jp/ 06/06/07)
「駐車監視員」が導入される前年05年、全国で取り締まった駐車違反の件数は、約160万件。
これを1年365日で割ると、1日あたり約4,400件。
「駐車監視員」を導入することで予想された違法駐車の取り締まり件数は、これまで2倍。
しかし実際には、2万3754件を5日で割ると、約4750件・・・
つまり、制度開始後5日の段階では、ほぼ05年と同じペースで、倍増というにはほど遠い状況です。
ただし、「駐車監視員」が駐禁の確認作業に慣れるにつれ、着実に数字はあがっているとの報道がありました。
『駐車監視員の違反確認件数は1日が965件、2日が1273件。活動人数が少ない土日の3日と4日は減ったが、5日は1806件だった。通常2人1組で活動しており、1組当たりの件数は1日の1.2件から徐々に増加。4日は2.9件、5日は2.5件だった』
(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/06/07)
また全国には警察署が1270ありますが、このうち「駐車監視員」を導入しているのは270警察署(※06年当時)のみ。
今後、「駐車監視員」制度が定着するにつれ、導入する警察署は増殖するものと予想されますし、「駐車監視員」の有資格者もたくさんいます。
そのため、「駐車監視員」による駐禁の確認件数はまだまだ増えるので、当初の予想どおり2倍となる日も遠くないのでは・・・