本質は資本主義とはいえ (その他52)

(初出:07/07/06) ※アーカイブ

 取らぬタヌキのなんとやらでは・・・
 たしかに、北海道では約6億5,000万円、栃木でも5,000万円以上の黒字となりました。
 それに続くことを期待してか宮城県が立てた計画について、つぎのような記事がありました。
『放置違反金は県の収入となる。県は本年度当初予算で、放置違反金の歳入を約1億7,300万円と見込んだ。業者への委託料は総額約5,000万円で、委託料を差し引いても1億円以上が県の収入となる計算だ』
(http://jyoho.kahoku.co.jp/ 07/06/20)
 「駐車監視員」に違法駐車確認業務を委託するお金は税金から出ているので、予算組みが必要なのは当然です。
 でも営利事業ではないのに、収益を見込むというのは、なんとなく違和感を感じます。
 渋滞や事故の原因となる、駐禁車両。
 警察では手が回らない”迷惑行為”を、社会正義のために摘発して回る・・・
 結果、事故も減り、ついでに車上荒らしまで減ったというオマケまでついてきた・・・
 これだけなら「すごいぞ、駐車監視員。よくやった。また頼むぞ」と、「駐車監視員」制度に賞賛の声が上がるでしょうが、じつは・・・
 地方自治体は、”財源”のひとつとして「放置違反金」を持ってくることを期待していたとなると、”微妙”な感じになるのでは。
 歩合制ではないとはいえ、目に見えないノルマに追われ、”事務的”に確認作業に追われる「駐車監視員」。
 その制度の本質が”社会正義”ではなく”資本主義”となると、いくら摘発しても給料は上がらない不条理に、「駐車監視員」のモチベーションは上がらないのでは・・・