(初出:06/09/17) ※アーカイブ
駐禁確認件数、1日平均4.53台・・・
06年9月13日、警察庁が発表した「新たな駐車対策法制の施行状況について」というレポート。
それによると「駐車監視員」が駐禁を確認し、ステッカーを貼りつけた車両の台数は、6月=48,681件、7月=82,691件、8月=105,236件。
月を追うごとに件数が増えているのは、「駐車監視員」が確認作業に習熟していったから。
5月の訓練では、15分以上かかった監視員もいたという確認作業ですが、今ではスピードアップ。それにつれて確認件数も増えているのです。
2人1組(ユニット)で行動する「駐車監視員」の人数は、06年現在、全国で1,580人(790ユニット)。
駐車監視員が週休2日(月22日)で勤務するとして、計算してみると、つぎのようになります。
「駐車監視員」が6月~8月ステッカーを貼りつけた台数(236,608台)÷790(ユニット数)÷66日(3カ月)=約4.53台。
つまり、06年6月~8月に「駐車監視員」1ユニットが1日に確認した駐禁車両の、全国平均台数は、約4.53台ということです。
ちなみに、東京都での「駐車監視員」活動について、つぎのような記事がありました。
『違法駐車を示すステッカー「放置車両確認標章」の取り付け件数は12万9066件。民間の駐車監視員が付けたケースは、6万2895件(48.7%)あった』
出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/09/14
東京都の「駐車監視員」の数は、530人(265ユニット)。
62,895件÷265(ユニット数)÷66日(3カ月※週休2日)=約3.59台。
全国平均よりすこし数字が低いです。
「駐車監視員」の給料は、ステッカーを貼りつけた車両数に応じた歩合制ではないので、数字が低くても問題ないのですが・・・
他の警察署の手前、数字があがらない警察署は、ひそかに「駐車監視員」にハッパかけているんじゃないでしょうか・・・
※「駐車監視員」の活動については下記ページで確認できます(一部PDF)。
全国|駐車監視員ガイドライン