(初出:06/09/11) ※アーカイブ
じつは減っている放置自転車・・・
「車の駐禁は取り締まり強化しても、自転車は野放しか」とフンガイされてる方も多いんじゃないかと思う放置自転車問題ですが、じつは、各自治体などの努力もあって、全国的に減少しているようです。
つぎのような記事がありました。
『放置自転車台数の全国総計は約38万7000台で、前回03年調査よりも約5万台減少。1977年の調査開始以来過去最少を更新した』
(http://www.yomiuri.co.jp/ 06/08/28)
むしろ、放置自転車より問題となっているのが、交通事故死者数における自転車乗用中死者の数。
05年の日本における交通事故死者数は6,871人ですが、そのうち13.9%(1日換算2.6人以上)が自転車乗用中に事故に巻き込まれているとのこと。
ちなみに、イギリスでは4.0%、フランスでは3.2%といいますから、いかに日本のそれが高いかわかります。
こうした事態に、警察庁は06年4月、自転車の取り締まりを強化する方針を打ち出しました。
これまでは注意程度ですんでいた、酒酔い、信号無視、無灯火などの自転車の道交法違反が、これからは警察官がこれら違反を発見した場合、悪質な違反であれば、自動車と同じく摘発、交通切符(赤キップ)を切ることにしたのです。
とくにわかりやすい無灯火については、つぎのような記事がありました。
『警察庁によると、平成17年中に自転車の危険運転で警察の指導・警告を受けた約112万7300人のうち、無灯火は約3割』
(http://www.sankei.co.jp/ 06/09/05)
捕まる可能性があるだけでなく、事故に遭う危険性も高い自転車の無灯火運転。
ご自宅の自転車のライト、もう一度チェックされることをお勧めいたします・・・