(初出:21/12/17)
無料で未来を先取り・・・
「空飛ぶクルマ」ほど派手ではなく、「電動キックボード」のように新しくもない、それでも注目されている次世代技術が「自動運転」です。
じつは、現在販売されている多くの車には、すでにその自動運転が搭載されています。
前方の車に近づきすぎると、自動ではたらく衝突被害軽減ブレーキがそれで、これはレベル1の自動運転技術です。
国内市販車に、初めて衝突被害軽減ブレーキが搭載されたのは2003年(平成15年)といいますから、知らず知らずわれわれは、自動運転のお世話になっていたことになります。
それから10数年が経過し、着実に技術は進歩。
レベル5まである自動運転ですが、現在はレベル4の実用化が進められていて、全国で実証実験が行われています(参考記事:AIが出頭するのか、自動運転責任問題)。
2025年に、無人自動運転による移動サービスの実現を目指す東京都では、来年(22年)早々に実証実験を実施予定(下記記事参照)。
■参考:体験募集.com 21/12/15
「【東京都】(西新宿エリアにおける自動運転移動サービス実現に向けた実証実験|22年1月)」
https://xn--tqq59f855fs0c.com/contents/monitor0075/
また実験は、東京以外でも実施されています。
■参考:体験募集.com 21/09/15
【岐阜市(岐阜)】(未来の自動運転バスを体験してみませんか|21/10終了)※岐阜市内在住・在勤・在学他
https://xn--tqq59f855fs0c.com/contents/experience0987/
■参考:体験募集.com 21/11/25
「【湘南アイパーク(神奈川)】(自動運転車を用いた「ヘルスケア MaaS」実証実験|12月)」
https://xn--tqq59f855fs0c.com/contents/events0529/
考えてみれば、免許を返納した高齢者が移動手段に困るのは、都心よりも、むしろ地方のほう。
今後は、こうした自治体主導の自動運転の実証実験が、地方でどんどん実施されるのではないでしょうか。
実験なので無料でしょうから、時間に余裕がある人は、一回利用して、運転手がいる交通機関とのちがいを体感してみるのもいいかもしれません。
ちなみに公共交通機関が充実し、マイカーを諦める人が増えると、仕事に困るのが駐車監視員ですが、ゆくゆくは駐車監視員自体、自動取締りに変わっていくものと思われます(参考記事:その手があったか、駐車監視ロボット)。
実際、アメリカでは来年(2022年)一部で、自動運転が人間にとってかわるとの報道がありました。
配車サービスやフードデリバリーサービスを提供するUberが、2022年にアメリカ・カリフォルニア州で自動運転車を用いた食品配達のパイロットプログラムを開始する予定であることが明らかになりました。
出典:Gigazine 21/12/17 「2022年にUber Eatsの配達業務の一部を自動運転車で行うとUberが発表」 https://gigazine.net/news/20211217-uber-autonomous-food-delivery-2022/
車両にはドライバーはいないものの、安全オペレーターが同乗するとのことなので、完全に無人ではありませんが、レベル4の実現は着々と進んでいます ・・・
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※参考(Amazon):