(初出:06/07/11) ※アーカイブ
駐禁取り締まりが強化され、「駐車監視員」制度が施行されて一ヶ月。
水戸署、土浦署で各2ユニット、計4人の「駐車監視員」に駐禁取り締まりの民間委託された茨城県の成果について、つぎのような報道がありました。
『県警交通指導課のまとめでは、県内で六月に駐車違反の放置車両確認標章が取り付けられた件数は千百十五件。前年同月比で七百二十三件増、前月比では五百十一件増加した。このうち駐車監視員によるものは三百二十一件(水戸署百四十一件、土浦署百八十件)だった』
『委嘱直後は二十分近くかかった端末入力も、今では五分ほどで終わるという』
(出典:中日新聞Web http://www.chunichi.co.jp/ 06/07/06)
ちなみに、これまで全国で8件あった「駐車監視員」への暴行騒ぎも茨城県ではまだ報告がありません。
また、計38人の「駐車監視員」に駐禁取り締まりを民間委託している北海道について、つぎのような報道がありました。
『北海道警によると、6月1カ月間の取り締まりは監視員が2981件(1日平均135.5件)、警察官が7968件(同265.6件)で、5月の約5.8倍に上った』
『札幌中心部の駐車台数は81.9%減り、ススキノ地区では87.9%も減少した』
(出典:毎日新聞ウェブサイト※当時 06/07/08)
そして東京、大阪、京都での状況はつぎのように報じられています。
『警視庁の調査では都内の主要10路線の渋滞の長さは、法施行後14日間で前年比約35%も短くなった。この結果、車の流れが約15%速くなった。大阪府警が法施行前後20日間を比較したところ大阪市四つ橋筋で、渋滞時間が半減。移動時間が約16%少なくなった。同市堺筋では、渋滞時間が約13%減り移動時間が約22%減少。京都府警によると、京都市四条通りで放置駐車が法施行直前の約800台から、6月下旬に245台に減った』
(出典:毎日新聞ウェブサイト※当時 06/07/02)
このような報道を見るかぎり、「駐車監視員」の人数が多いとか少ないとか関係なく、「駐禁はすぐ捕まって罰金払わなきゃいけないし、逃げられないんだって」という話が、ある程度、民間の間に浸透しているような気がします・・・