駐車監視員のひみつ その1(取締:令和174)

(初出:20/12/15)

 人が乗っていたらスルーします・・・
 繁華街などではやたら見かけるのに、その仕事ぶりは意外と知られていない、駐車監視員のお仕事。
 今回から不定期で、駐禁.comのイメージイラストを描いていただいた漫画家・伊藤伸平先生の奥さま、おだぎみを先生の代表作「埼玉県のひみつ」風にまとめてみたいと思います。
 まずは、1回め。
・「駐車監視員は停車車両はスルーします」
 下記のような記事がありました。
『京都市伏見区の近鉄桃山御陵前駅の駅前に「客待ち」タクシーが列をつくり、車で通る時に困っている-。京都府宇治市の男性(51)から、京都新聞の双方向型報道「読者に応える」に相談が寄せられた。現場を確認すると、タクシーが交通の妨げになっており、京都府警伏見署や業界団体が自粛を求めているものの効果は薄いようだ。』
出典:京都新聞ウェブサイト 20/12/09 「駅前のタクシー列、交通の妨げに「困る」 駐車禁止区域なのに、どうして取り締まれない?」(https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/441468)
 問題となっている近鉄桃山御陵前駅周辺※は、駐車監視員による二輪(バイク)駐禁確認の重点地域となっていますが、四輪(車)に関してはその限りではありません。
 そのため、同地域におけるタクシーの客待ちは、駐車監視員の担当ではなく、警察の担当となります。
 そもそも、駐車監視員が確認できるのは放置車両に限定されており、運転手が乗車しているタクシーの客待ちは対象外となります。
 つまり、もし同地域が四輪(車)重点地域に指定されていたとしても、駐車監視員としては、タクシーの客待ちはスルーするしかないのです。
 時々、駐車監視員は、駐禁車両を見つけ次第、駐禁ステッカーを貼りまくっているように思っている人がいますが、それは誤解です。
 ちなみに記事によれば同地域は、近隣の道路事情の関係で、停車までは禁止されていないとのこと。
 道路の拡張など抜本的な対策をしない限り、タクシー客待ちの渋滞状況は解消できないようなのですが、そこは古都・京都の街並みですから、おいそれといじるわけにはいきません。
 あとは、空飛ぶクルマの登場を待つとか(参考記事:空飛ぶクルマの夢を見るか)。
 ただしテスト飛行の映像を見るかぎり、ハイブリッドカーなどエンジン音が静かな車種が増えている自動車に比べ、かなりの騒音となるのではないかと思われる、空飛ぶクルマ。
 渋滞は解消されても、今度は、騒音問題が浮上するかもしれません・・・

※京都伏見区・駐車監視員ガイドライン
https://www.pref.kyoto.jp/fukei/kotu/chutai_c/guideline/fusimi.html