(初出:06/12/16) ※アーカイブ
「駐車監視員」制度が導入されて半年・・・
全員が初心者だった「駐車監視員」は、初日こそ、端末トラブルが発生したりしてほとんど成果を発揮できずにいましたが、時間がたつにつれ作業に習熟。
発表された警察庁のまとめでも、着実に上がった数字が発表されました。
『民間の駐車監視員による違反標章の取り付け件数は58万5203件で、全体の43.4%。民間委託している警察署に限ると、56.1%を占めた』
(出典:日経新聞ウェブサイト http://www.nikkei.co.jp/ 06/12/14)
『6月は約4万9000件にとどまっていたのが月を追うごとに増え、11月は約12万2000件。作業に慣れたことがうかがえる』
(出典:日刊スポーツウェブサイト http://www.nikkansports.com/ 06/12/14)
こうした結果を受け、06年12月14日、東京都では、新たに9警察署に「駐車監視員」が導入されることが決まりました。
つぎのような報道がありました。
『今年6月に始まった駐車違反取り締まりの民間委託は来年度、9警察署増やし、52署に拡大する。当初は2年後の拡大を予定していたが、委託地域で違反車両が57%減る効果が出たことから計画を一部前倒しする。2008年度には委託をさらに25署増やす』
(出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/12/15)
「駐車監視員」制度は行政による民間委託ですから、当然、費用が必要ですが、43警察署でスタートした06年度の東京都予算は約41億円。
これが52署に増える07年度は、6億円増の約47億円の予算が見込まれています。
増員される人数はまだ発表されていませんが、07年度は都内でさらに、「駐車監視員」を見かける機会が増えそうです・・・
※追記=「駐車監視員」の見回る場所は随時見直しがされており、都内では、08年4月より、23区全部で「駐車監視員」制度が導入。