愛知県豊橋市商店街、駐車監視員導入の影響 (取締35)

(初出 :07/03/30)

 違法駐車は必要悪?・・・
 06年6月より活動開始した「駐車監視員」には、裁量権がありません。
 つまり、自分の判断で、駐車違反を見逃すことは許されていないのです。
 この融通のきかなさが、現場でトラブルの元となっているのですが、法律で決まっていることなので、しょうがないといえばしょうがありません。
 駐車場がない人気ラーメン店だろうが、いつも混んでて駐車場に空きがない商店街だろうが、活動地域、時間内であれば、発見次第、違法駐車を取り締まるのが、「駐車監視員」の業務であり、そこに忖度はあってはならないとされています。
 愛知県豊橋市では、07年6月から「駐車監視員」制度が導入されるのですが、導入にあたり、こんな実験をしたそうです。
 商店街などでわざと路上駐車しにくい状態、つまり「駐車監視員」制度が導入されたのと同じ状況を作りだし、どんな結果になるか調査したのです。
 その結果について、つぎのような報道がありました。
『民間取り締まりが導入された場合、着実に交通環境が改善されるものの、街に来る回数が減るなど、街なかの商店街に対する影響が懸念される。その影響を少なくするには、路上駐車車両を駐車場へ誘導する施策を実施する必要があるとまとめている』(http://www.tonichi.net/ 07/03/17)
 また、商店主にアンケートをとったところ、「駐車監視員」制度を導入したら客が減るだろうと予測した店が8割になったとか。
 だからといって、違法駐車に目をつぶれば永遠に商店街が繁盛するかといえば、近くに駐車場完備の大型商業施設ができたら、そちらに客が流れるだろうし・・・
 この機会に、交通渋滞や事故の元となる違法駐車を見すごすのではなく、いかにして解決するのか、官民共同で本格的に検討するしかないようです・・・

※2019年8月現在の中部地方「駐車監視員ガイドライン」は、下記ページで確認できます。
中部エリア|駐車監視員ガイドライン