(初出:20/03/04)
濡れ衣? 駐車マナーの悪い京都府ドライバー・・・
DIAMOND onlineで面白い記事が掲載されていました。
本ランキングでは、免許保有者1000人あたりの駐停車禁止違反検挙件数が多い都道府県順に並べた。1位は東京都(5.73)、2位は京都府(5.26)、3位は愛知県(4.41)となった。
出典:DIAMOND online 20/03/02 「駐車違反が多い都道府県ランキング【47都道府県・完全版】」 https://diamond.jp/articles/-/230327
運転免許保有者数が多ければ、それだけランキング順位も高いのではと思いきや、東京都(8,003,513)の次に保有者数が多い神奈川県(5,639,499)は9位と低かったりします。
意外なのは、運転免許保有者数では全国13位(1,581,529)の京都府が、このランキングでは2位につけているところ。
ただ、考えてみれば、京都府警が検挙した駐停車禁止違反ドライバーが全員、京都府民かとかいえばそんなことはないわけで、観光や仕事で車で京都にきて駐車違反をとられた、他都道府県の免許保有者も多いはず。
そうした駐禁ドライバーが、京都府の駐停車違反検挙数を押し上げ、この数字になっているのではないでしょうか。
現在、駐禁取締まりの主役は警察官ではなくて、駐車監視員です。
京都府警では全部で13の警察署で、駐車監視員に、放置車両の確認および標章の取付け業務を委託しています。
そして、駐車監視員が巡回する地域は京都府警HPで公開されており、車での移動が多い京都府民ドライバーなら、よく行く場所が巡回地域かどうか、 気にかけてチェックした経験があるのではないでしょうか。
しかし、よそからマイカーで遊びに来たドライバーなら、そこまで気にしないでしょうから、お目当ての観光地付近の駐車場がいっぱいで、「すこしの時間ならだいじょうぶだろう」と違法を承知で駐車し、帰ってきたらフロントガラスに駐禁ステッカーが貼られていたという人も多いのでは。
そうした観光客の検挙数も駐停車禁止違反検挙件数にカウントされ、このランキング2位という不名誉な数字に反映しているような気がします。
おかげで、京都府民の駐車マナーが悪いような印象を与える結果となり、京都府民ドライバーからすれば、はなはだ不本意、「かなわんどすなぁ」という気持ちかもしれません・・・
※京都府の「駐車監視員ガイドライン」は以下のページで確認できます。
近畿エリア|駐車監視員ガイドライン