(初出:06/09/15) ※アーカイブ
一石三鳥・・・
06年9月13日警視庁交通部は、06年6月~8月までの、東京都23区と主要道路における違法駐車取り締まり強化の結果を発表しました。
『渋滞緩和が経済や環境に与える効果を調べたところ、目的地に到達するまでの所要時間が1日平均約11時間短縮しており、年間1720億円分の効果があると試算。削減された燃料代なども含めると、経済効果は1810億円に上るという』
(http://www.yomiuri.co.jp/ 06/09/13)
さらに駐禁取り締まりは、経済効果だけはなく、環境保護にも貢献しているそうです。
つぎのような報道がありました。
『大阪市とほぼ同じ面積の森林が1年間に吸収する二酸化炭素約15万トンの排出を削減できると試算している』
(http://www.nikkansports.com/ 06/09/13)
さらにさらに、「駐車監視員」に業務を委託した警察署の管内では、犯罪の抑止にもつながっているとか。
『制度導入前の今年1~5月、43署の車上荒らしは月平均で135件だった。ところが、6、7月は94件と約3割の大幅減少。一方、58署の車上荒らしは1~5月の月平均で177件。6、7月は171件で、微減にとどまったという』
(http://www.asahi.com/ 06/09/14)
『狙う車が少なくなり、駐車監視員の“目”もあるからではないか」と分析』
(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/09/14)
ちなみに都内で「駐車監視員」に業務を委託した43警察署は、区でいえば12区。
江戸川区、江東区、品川区、渋谷区、新宿区、墨田区、台東区、中央区、千代田区、豊島区、文京区、港区。
逆に、それ以外の区では、いまだ車上荒らしがはびこってるわけで・・・
むしろ今後、「駐車監視員」が見回る12区から移動してきて、増える可能性すらあります・・・
※東京都における「駐車監視員」制度の対象地域は、08年4月1日から23区全域に拡大されました。