さらにペースが落ちてる駐禁確認数(取締:令和251)

(初出:22/01/31)

さらにペースが落ちてる駐禁確認数・・・

警察から委託され、違法駐車を確認してまわる「駐車監視員」制度が施行されたのは、2006年6月のこと。

当初はその存在すらあまり知られておらず、警戒されなかったせいか、駐車監視員はつぎつぎと違法駐車を確認していきました。

制度開始3ケ月で、駐車監視員が駐禁ステッカーを貼った車両の台数は、236,608台。
当時、駐車監視員は、全国で1,580人(790ユニット)いました。

計算すると、駐車監視員1ユニットが1日に確認した駐禁車両平均台数は、約3.3台(参考記事:全国平均1日約3.3台、「駐車監視員」駐禁確認台数)。

しかし、時間がたつにつれ、確認ペースは低下します。

2018年に駐車監視員1ユニットが1日に確認した駐禁車両平均台数は、約2.2台(参考記事:じつはペースが落ちてる駐禁確認数)。

では、コロナが感染拡大してから、駐車監視員の確認ペースはあがったのか、さがったのか。

警察庁が発表している「令和3年版 警察白書」に、その答えはありました(参考:警察庁 「令和3年版 警察白書」(第4章第4節) https://www.npa.go.jp/hakusyo/r03/)。

白書によれば、2020年、駐車監視員が駐禁ステッカーを貼った件数は、667,202。
そして2020年、全国の駐車監視員数は、1,938人(969ユニット)。

計算すると、駐車監視員が2020年ステッカーを貼りつけた台数(667,202台)÷969(ユニット数)÷366日=約1.88。

2006年(6~8月)=約3.3台
2018年=約2.2台
2020年=約1.88台

確実に数字が落ちています。

2020年といえば、全国自治体でもっとも多く駐車監視員に業務を委託している東京都に、初めて「緊急事態宣言」が出された年(2020/04/7~5/25)ですが、今にして思えば、感染者数はそれほど多くありません。

緊急事態宣言中でさえ、2020年4月9日の256人がピークだったくらいです(2020年東京都でいちばん新規感染者数が多かったのは、大晦日12月31日の1,337人)。

緊急事態宣言中、車が消えた都心は、まるでゴーストタウンと化しました(参考記事:むしろ懐かしい駐禁取締り)。

こうした状況が、駐車監視員の成績が落ち込んだ要因のひとつであることは、まちがいないと思われます。
駐禁を確認するもなにも、通行する車両自体減っているのですから。

翌年2021年には、さらに状況が悪化。

東京都には、第二回(1/8~3/21)、第三回(4/25~6/20)、第四回(7/12~9/30)と、3回も緊急事態宣言が出されました。

感染者数も2021年8月5日に5,000人を突破(5,042人)するなど、2020年の比ではありません。

いずれの緊急事態宣言中も、車の交通量は、通常に比べて激減。
当然ながら、駐禁確認件数が回復(?)することは期待できないと予想されます。

2022年3月に発表されるであろう、「令和4年版 警察白書」。

2021年、駐車監視員が駐禁ステッカーを貼った車両台数が、どのような数字になっているのか、想像もつきません・・・


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