抗議してもムダな駐禁(取締:令和163)

(初出:20/11/09)

道ばたに駐車した車の近くに、駐車監視員の緑の制服が見えたら・・・
とにかく声を出しましょう。

「すいません!」とか「すぐ出します」とか「今どかしますから」とか。
作業中の駐車監視員に、停めてある車の関係者であることをアピールする言葉であれば、なんでもいいです。
そして、なるべく早く車の近くに戻りましょう。

その時点で、車に駐禁ステッカーが貼られていなければセーフ。
駐禁をとられることはありません。

しかし、ステッカーが貼られていたなら・・・
なにをいっても駐車監視員が剥がしてくれることはありません。

「トイレに行ってました」でも「気分が悪くて」でも「急用があって」でも、いうだけムダです。
駐車監視員は、確認のとり消しをする権限を持たないからです。

もちろん、「おいこら」や「何してくれてんだ」や「すぐ剥がせ」など高圧的な態度をとるのはもってのほかで、最悪、公務執行妨害で逮捕されることもあります(参考記事:駐禁は災いの元?)。

中高年が多い駐車監視員は、民間の警備員より弱そうにみえるかもしれませんが、みなし公務員といって、車両所有者・運転者の反抗から保護される権利を持つからです。

では、駐禁をとられたらどうすればよいのか。
考えるべきは、駐禁をとられたあとの対応でしょう(参考記事:駐禁で出頭するのは得か、損か)。

ちなみに人が乗車していれば、駐車監視員は駐禁をとることはできませんが、警察官は取り締まりの権限を持っているので、いつ巡回してくる分からず、油断は禁物です(参考記事:帰りの車中は無言かも)。

駐車監視員に、いくら謝罪や抗議の言葉を重ねても時間を浪費するだけ。
残念ですが、タイムマシンにでも乗らないかぎり、駐禁をとられた時は戻ることがないのです・・・

※駐禁についてさらに詳しく知りたい場合はこちら。★駐禁の仕組み★