それでも駐禁を諦めきれないなら(取締:令和164)

(初出:20/11/11)

駐禁から免れるかもしれない、一縷の望み・・・

ここ数日、駐禁をとられたら、
1、駐車監視員に抗議してもムダ(参考記事:抗議してもムダな駐禁)、
2、選べるのは反則金を払うか放置違反金を払うかの2択(参考記事:駐禁で出頭するのは得か、損か
と、身も蓋もないことを書いてきましたが、どこかの大統領ではありませんが、どうしても諦めきれない場合、つぎのような方法を試すことができます。

1、弁明通知書を試してみる
駐禁をとられても警察に出頭しない場合、車の所有者に、放置違反金の仮納付書と弁明通知書が送付されてきます。
この弁明通知書とは、車を盗まれたので自分で運転していない、水没して動かなかったので放置したなど、駐禁せざるをえなかった”やむをない事情”を書いて送り、放置違反金納付を免れるもの。

ただし弁明の内容が「盗まれた」とか「水没して動かなかった」なら、それら事実を証明するような書類の提出が必要だし、「トイレに行っていた」など自己責任で防ぐことができるような事情は認められません(参考記事:やっぱり「トイレは不可」)。

2、駐禁の標識が正しかったか調べてみる
警察といえども人間なので、ミスはつきものです。駐禁をとられた根拠となる標識そのものがまちがっている可能性も、なきにしもあらずです(参考記事:罰金返金、警察のミステイク)。

標識がまちがっていたなら、放置違反金の納付は免れることができます。
しかし、調べてすぐに結果が分かるとは限らず、やっぱり標識が正しかったとなると骨折り損となります。

上記2つの方法を試すことで、駐禁の処分を免れる可能性が、わずかながらあります。

ただ、いずれにせよ、それなりの苦労がつきものです。
しかも、その苦労が報われる保証はありません。

当たり前の話ですが、事後にそんな不毛ともいえる努力を払うくらいなら、事前に駐禁をとられないよう注意を払うほうが建設的なような気がします・・・