(初出 :07/03/05) ※アーカイブ
飲酒運転ドライバーのアルコール提供者への罰則、もみじマーク表示、後部座席シートベルト着用・・・
これまで検討されていた各種規制が、現実化します。つぎのような報道がありました。
『飲酒運転の刑罰引き上げを柱に、車両、酒類の提供者や同乗者の罰則を新設した道交法改正案が(3月)2日、閣議決定された』
『ほかに自転車の歩道走行の一部解禁や後部座席シートベルトの着用義務化、高齢ドライバーを対象にした認知機能検査の導入なども盛り込んだ』(出典:中日新聞ウェブサイト http://www.chunichi.co.jp/ 07/03/02)
”柱”とされる飲酒運転については、06年8月25日発生した福岡県RV車の事故があまりに悲惨だったため、飲酒運転に対して厳しく接するという、社会的なコンセンサスが得られたということでしょうか。
なによりも人命尊重、今回の改正道交法案の裏には、こうした考えが透けて見えます。
飲酒運転を根絶、高齢者ドライバーは保護、同乗者の安全に配慮する・・・
政府は、効率主義のスピード社会から、成熟した車社会をめざす方向に方針転換したといえるかもしれません。
ただ、こうも法律が変わってしまうと、そのうち運転免許も何年かに一度、再試験に合格しないと資格を失う期限付き免許システムに変更されるかもしれません・・・