(初出:22/05/24)
東京都”空飛ぶクルマ”プロジェクト・・・
世界中で開発競争が繰り広げられている、次世代モビリティの”空飛ぶクルマ”。
日本でも、車業界の巨人トヨタ(参考記事:満を持して”空”へ進出)をはじめ、JAL、NECなどの企業が手がけているとの報道がありました(参考記事:「いよいよ車じゃない、「空飛ぶクルマ」」、「空飛ぶ車はどこを飛ぶのか」)。
Youtubeを見れば、試作機のテスト走行/飛行動画が、世界各地からいくつもアップされています(参考:「想像どおりの、”空飛ぶ車”」、「空飛ぶクルマの夢を見るか」)。
”空飛ぶクルマ”をめぐっては、ほんとうに車が飛べるのか、という想像の段階はとうに過ぎ、空の交通をめぐる法整備をどうするか、という実用化レベルの話になっているのではないでしょうか。
さしあたり日本では、2025年の関西万博でお披露目が予定されているのが、国産空飛ぶクルマ=SkyDriveです。
2020年には有人飛行試験を成功させ、現在は、実用化に向け、安全性と性能を高めているSkyDrive。
先月も、つぎのような記事が掲載されました。
政府は、2025年大阪・関西万博で人を乗せて移動する「空飛ぶクルマ」を本格的に導入する方針だ。
出典:時事ドットコム 22/04/30 「空飛ぶクルマ」で会場へ 大阪・関西万博に本格導入 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022043000114&g=eco
関西空港や神戸空港などと、万博会場となる大阪市の人工島「夢洲(ゆめしま)」をつなぎ、来場客を輸送する構想。多くの人に瀬戸内海や都市部の景色を楽しんでもらい、万博後に全国各地で普及させることを目指している。
なにしろ大阪は、吉村知事自ら、2020年から本気で”空飛ぶクルマ”に取り組んできた経緯があり、その力の入れようはハンパではありません(参考記事:通天閣を飛び越えて)。
まさか、そんな大阪に対抗しようというわけではないでしょうが、22年5月19日、東京都でも、つぎのような募集が開始されました。
現在、世界各国において開発が進められている「空飛ぶクルマ」については、渋滞が発生する都市部やインフラ未整備の交通不便地域での移動の迅速化・快適化、災害時の人命救助や物資輸送の迅速化など、様々な社会課題の解決が期待されています。
出典:東京都HP 22/05/19 都内における空飛ぶクルマを活用したサービスの社会実装を目指すプロジェクトの募集開始について https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/05/19/02.html
国においては、「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、空飛ぶクルマの利活用の検討が進められています。
東京都においても、都内での空飛ぶクルマを活用したサービスの速やかな社会実装を目指し、令和4年度から令和6年度にかけて支援を行います。
プロジェクトの公募期間は、令和4年5月19日(木曜日)~6月30日(木曜日)まで。
”空飛ぶクルマ”を使った、画期的なアイデアをお持ちの方がいらっしゃれば、応募を検討されてはいかがでしょうか。
ちなみに、車に空を飛ばれたら、駐禁の出番はなくなるので、当サイトはノーアイデアです・・・
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