正直、めちゃくちゃ悩みました。ほんま、車なのかって (その他:令和55)

(初出:19/11/01)

 空飛んだらそれって車とちゃう、飛行機やないかってほんま悩んで考えて・・・
 車が大好きなバチェラーなら、そうコメントしたかもしれません。
 つぎのような記事がありました。
『有人飛行可能な自動運転航空機「空飛ぶクルマ」を開発するベンチャー企業スカイリンクテクノロジーズ(神戸市西区)が、経済産業省の航空機製造事業許可を取得した。2020年に小型無人機を飛ばし、25年の大阪・関西万博会場で垂直離陸機の出展を目指す。』
出典:ひょうご経済+ 19/10/30 「「空飛ぶ車」神戸のベンチャーに製造許可 25年完成目指す」(https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201910/0012832312.shtml) 
 19年11月4日まで開催中の東京モーターショーでも話題の”空飛ぶ車”、上記の記事内でもそうですが、政府内でもその扱いを決めかねているようで、経済産業省、国土交通省を中心とする「空の移動革命に向けた官民協議会」というプロジェクト内でも微妙なネーミングとなっています。
 つぎのような記載がありました。
『このような空の移動を可能とするいわゆる“空飛ぶクルマ”の実現に向けて、世界的にも関心の高まりがみられ取組が進められる中、日本においても人や物の移動の迅速性と利便性を向上させるとともに、新たな産業を育成し、世界の市場で稼げるようにするため、官民の関係者が一堂に会する「空の移動革命に向けた官民協議会」(以下「協議会」という。)を設立し、今後、日本として取り組んでいくべき技術開発や制度整備等について協議する。』
出典:空の移動革命に向けた官民協議会 (https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/index.html) 
 ”空飛ぶ車”ではなく、“空飛ぶクルマ”・・・
 車だったら運転免許証があれば運転できますが、飛行機だったら自家用操縦士が必要。
 ただ実際には、神戸のベンチャー企業の模型を見ても、「空の移動革命に向けた官民協議会」で紹介されてる画像を見ても、車でも飛行機でもなく、人が乗れるドローンというのが一番近いイメージです。
 でも、ドローンが空を飛ぶのは当たり前だし、日本では後付けの規制でドローンの印象が良くないので、中高年にとって全幅の信頼感のある”車”に寄せた”クルマ”という表現を使ったのでしょうか。
 「空の移動革命に向けた官民協議会」には、世界に冠たるトヨタなど自動車メーカーの出席はほとんどありませんけど・・・
 駐禁.comのイメージキャラクターを描き下ろしてもらった漫画家・伊藤伸平先生がカメオ出演した映画「シン・ゴジラ」では、日本の縦割り行政の弊害が分かりやすく描かれてましたが、すでに海外では、空飛ぶ自動車専用のタイヤもあれば、つぎの報道のような計画もあります。
『シンガポールの海岸地区で22日、ドローン(小型無人機)技術をベースにした「空飛ぶタクシー」が試験飛行を行った。開発企業は、このタクシーが渋滞に悩むアジア各都市での交通革命につながればと期待している。』
出典:AFP BB NEWS 19/10/22 「空飛ぶタクシー、シンガポールで試験飛行 早ければ2年後の商用化も」(https://www.afpbb.com/articles/-/3250772)
 名称すらちゃんと定まらないようでは、スムーズな法整備などとても期待できません。
 道ばたに放置された”空飛ぶクルマ”を前に、「駐車監視員」が取り締まっていいものかどうか悩まずにすむよう、省庁横断で未来の交通手段の誕生に取り組んでいただければと、ほんま思います・・・