(初出:22/09/20)
要注意、”軽車両=自転車”取締り、2022年秋の交通安全運動・・・
最近よく、公共交通網が発達した都心部に住む人を中心に、車を持たない人が増えているという記事を見かけます※1。
そんな、車を持たない人でも要注意なのが、明日9月21日(水)からスタートする、2022年秋の交通安全運動です。
なぜなら、自動車がなくても、道交法で”軽車両”とされる自転車に乗っていれば、取締りの対象となるから。
つぎのような報道がありました。
21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、20日、全国一斉で自転車の指導取り締まりが行われています。
出典:KBC九州朝日方法 22/09/20 県下一斉で自転車運転指導取り締まり https://kbc.co.jp/news/article.php?id=9063736&ymd=2022-09-20
このうち、西鉄大橋駅前では、自転車や歩行者が多く行き交う通勤・通学時間に合わせ、午前8時から指導取り締まりが始まりました。
朝のあわただしい中で急ぐ自転車が事故を起こしやすいということで、警察官が一時停止しなかったり、通行できない歩道を走る自転車を指導します。
この記事は、福岡県における取締りについて書かれたものですが、冒頭はっきりと、『全国一斉で自転車の指導取り締まりが行われています』と記載されています。
ちなみに、2022年秋の交通安全運動で運動重点とされているのは、つぎの3点。
(1)子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保
出典:内閣府 22/07/01 令和4年秋の全国交通安全運動推進要綱 https://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/r04_aki/youkou.html
(2)夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶
(3)自転車の交通ルール遵守の徹底
しっかり、”自転車の交通ルール遵守の徹底”という項目が入っています。
さらにいえば今年、令和4年は、「自転車指導啓発重点地区・路線」が選定・公開された年でもあります。
「自転車指導啓発重点地区・路線」とは、全国各地の警察が、自転車関連事故が多発している場所や発生が懸念される場所を選定し、その”重点地区等”で、指導取締りなどを行うというもの※2。
上記記事にある、取締りが行われた「西鉄大橋駅前」も、令和4年3月、福岡県警が選定した「自転車指導啓発重点路線」でした※3。
2022年秋の交通安全運動の期間中、道路の逆走や信号無視、飲酒直後やヘッドフォンをしての自転車運転などは、警官に職質される可能性がきわめて高く、最悪の場合、罰金刑にまで発展することもあると思っていたほうがいいでしょう※4。
もちろん、全国交通安全運動が終わっても、交通ルールを気にせず、街中を自転車で爆走できた時代は、二度とこないのは確実です。
ここからは、妄想に近い話ですが、このままいけば、確認する駐禁車両が激減※5している駐車監視員が、自転車の違法駐車取り締まりを開始する未来も、きたりするかもしれません・・・
参考記事:
※1=ファイナンシャルフィールド 22/03/31 減り続ける自動車保有台数。原因は生涯コストの増加か
https://financial-field.com/living/entry-135111
※2=要注意! 「自転車指導啓発重点地区・路線」
https://xn--ckzq57d.com/torisi159/
※3=福岡県警察 自転車指導啓発重点地区及び路線(南警察署)
https://www.pref.aichi.jp/police/koutsu/jitensha/images/11minami.pdf
※4=自転車逆走から、”罰金15万円”
https://xn--ckzq57d.com/bakkin136/
※5=駐禁車両の減少2
https://xn--ckzq57d.com/torisi15/
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