(初出:06/07/04) ※アーカイブ
「第5」、「第6」の男、連続出現・・・
「右ひざをけった男」、「左手に噛みついた男」、「頭を平手でたたいた男」、「脅した男」につづいたのは、「健康器具の男」と「邪魔や男」でした。
06年6月30日までに、神奈川県警港北署、公務執行の妨害の疑いで埼玉県の男を逮捕したとの報道がありました。
『調べでは、男は24日午後1時半ごろ、横浜市港北区新横浜3丁目の市道に乗用車を止めていて、駐車監視員の男性(63)ら2人から警告を受け立腹。車にあった長さ約1メートルの棒状の健康器具で監視員の巡回車をたたいた疑い』
『男は、車内で地図を見て駐車場を探していたところを警告されたと主張。「注意されたストレスを解消しようと健康器具を取り出した時に巡回車に当たったのではないか」と故意を否認している』
(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 06/07/02)
「健康器具の男」の言い分だと「駐禁」を注意され、「いわれなくても、今、駐車場探してるとこだよ。うるせえなあ、ああ、肩が凝る」と健康器具をふりまわしたら「駐車監視員」に当たってしまったということになりますが、果たして・・・
その言い分が認められるかどうか。
また06年7月2日までに、大阪府警住之江署は、公務執行妨害の疑いで同府在住の男を逮捕したとの報道の主役は、「邪魔や男」。
『6月30日午後1時35分ごろ、大阪市住之江区新北島の路上に駐車していた自分の乗用車に放置車両確認標章を付けられたのに立腹。「どけ、邪魔や」と言いながら監視員の右腕に両拳を押し付け、取り締まりを妨害した疑い』
(出典:時事ドットコム http://www.jiji.com/ 06/07/01)
この「邪魔や男」、べつな報道によれば「駐車監視員」がみなし公務員だという認識はあったようです。
『近くにいた監視員に「どついたら公務執行妨害になるから」と、止めてあった自転車を投げたりけったりしたうえ、「邪魔や」と言って押しのけて車に乗り込み、逃げた疑い』(出典:読売新聞ウェブサイト http://www.yomiuri.co.jp/ 06/07/02)
「邪魔なのは、あなたの車です」と、「駐車監視員」も言い返したかったことでしょう。
また、行く先々でこうした目に会い、離職する人も多いといわれる「駐車監視員」としては、「ストレスを解消したいのは、われわれのほうだ」と心の中でさけんでいるかもしれません・・・