(初出:20/07/01)
路上でパフォーマンスしていた彼女らを思い出しました・・・
2014年、旧国立競技場を2日にわたって満員にし、11万人を動員した、ももいろクローバーZ。
しかし新型コロナウイルスの脅威には、さすがのスーパーアイドルも敵いませんでした。
新型コロナウイルスの影響で満足なライブ活動ができない彼女らが登場したのは、警視庁前で行われた白バイ隊員の出動式。
あおり運転の厳罰化が盛り込まれた改正道路交通法がきょう施行され、警視庁では交通安全広報大使、ももいろクローバーZの号令の下、取り締まりに当たる交通警察の出動式が行われました。
出典:テレ東NEWS 20/06/30 「改正道路交通法がきょう施行 ももいろクローバーZの号令の下 交通警察が出動式」 https://www.tv-tokyo.co.jp/news/hiru/2020/06/30/012084.html
この日は「あおり運転」の厳罰化をアピールするとともに、7月1日からはじまる「飲酒運転させないTOKYOキャンペーン」のアピールも兼ねていました。
「あおり運転」といえば、19年8月常磐自動車道で発生した暴行事件の記憶(参考記事「あおり運転、処罰新設か」 )が生々しいですが、「飲酒運転」というと思い出されるのが、06年8月福岡市で起きた一家5人が乗ったRV車が飲酒運転の乗用車に追突されて海に転落、幼児3人が死亡した事件(参考記事「罰則強化、飲酒運転」)。
常磐自動車道の事件のあと、「あおり運転」厳罰化が一気に進んだ感がありますが、福岡の事故後行われた秋の交通安全運動では、飲酒運転による事故が前年より60%以上減少するという現象が発生しました(参考記事「秋の交通安全運動運動、飲酒事故60%減」)。
どちらも、犠牲が発生したことにより社会が動いた例となりました。
ちなみに、駐禁取締まりが強化されたのも、違法駐車が事故の原因となるケースが多かったから(参考記事「駐車禁止、マスコミ報道はじまる2」)。
いずれにせよ、本来最善なのは、犠牲者が出るまえに事故を防ぐこと。
「あおり運転」にしても、「飲酒運転」にしても、ドライバーの意識向上が必要です。
そのために今回、気合を入れて事故防止を徹底するため、ももクロも動員されたわけです。
交通安全は、人命にかかわる一大事ですから・・・
とはいえ、久々の活動がイベントの盛り上げ役というのは、国立をいっぱいにしたスーパーアイドルの使い方としては、どうしても無駄づかいの印象がぬぐいきれないのは、わたしだけではないはず。
早く、コロナ禍がおさまり、彼女らが思いっきりライブできるような日がくることを願います。
ちなみに、ももクロも出演している警視庁の交通安全啓蒙動画は、下記特設サイトで公開中※補足です。
※補足:現在、ももクロが出演している動画は削除されています。
「東京セーフティーアクションTOKYO SAFETY ACTION」(Youtube)
https://www.youtube.com/channel/UCwP25llInnRf755lXDwswzg